第3話 ページ4
目を開けると、そこには見知った顔があった。
彼の名前は、そう、ドラゴン＿＿
あまりのことに私は声を詰まらせながら聞く。
「ど、どうしてここにあなたが」
いつの間にか私は彼に抱き止められたまま、先程いた船へ連れ戻されていた。
嵐は、数回経験したことがある。
でも私が飛ばされた時のような風は、今までの嵐で経験したことがない。
あの時の突風はドラゴンが＿？
すると彼は私の質問に対して何も返さず、逆に私に問う。
「お前はどうしたい」
急にどうしたいかと聞かれて、返事に困っていると、また彼は口を開く。
「お前は、死ぬことを望んでいるのか？」
……そんなの、決まっている。
「まだ、、まだ、死にたくない＿」
え…？どうして＿
口から放った言葉は、気持ちとは全く反対のことだった。
「お前は死にたいと思っていたのではないのか」
また彼は私に問う。
「死にたい……けれど死にたくない。でも、生きていてはいけないから、私は…」
私は無意識の内に泣いていた。
時々、自分は死んだ方が良いんじゃないかと思っていた。
この気持ちは“死にたい”という気持ちなんだと自分に無理矢理思い込ませていた。
死にたい、はず…なのに…どうして…
「お前は、海に愛されている」
急な発言に驚き、私は彼を見つめる。
「お前は海に愛されている。この意味が分かるか」
私は、首を横に振る。
「かつて、海賊王G(ゴールド)・ロジャーは死に際に放った一言の前に、こう呟いた、という伝説がある。『海に愛されている奴は世界を導く灯火となるだろう』と。そしてこれは伝説じゃない。現実だ。そしてそれは、A、お前なのだ！！」
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あっすー♪ - イベントに参加したんで、評価とコメを書きました！ (2017年12月12日 19時) (
レス) id: 651ac96026 (このIDを非表示/違反報告)
麻琴(プロフ) - とても面白くて読みやすいのでサクサク読めて更新大変だと思いますが他の皆さんと同じように続き楽しみにしてます。季節がら風邪など気をつけて頑張ってくださいね。 (2017年12月9日 14時) (レス) id: 3305a2e1d9 (このIDを非表示/違反報告)
毎日が眠い - めっちゃ面白いです！続編いってますがこの作品、めっちゃ好きです！これからも頑張ってください！ (2017年10月13日 18時) (レス) id: 5bbe59c0b5 (このIDを非表示/違反報告)
てぱゆ(プロフ) - なおさん» 嬉しいです！！！ありがとうございます！！(/_;)/~~ (2017年9月12日 20時) (レス) id: 5667f6847d (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - とても面白いですワンピース好きなので続きを期待して楽しみにしています頑張ってください！ (2017年9月2日 5時) (レス) id: 16a43b07a7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：てぱゆ | 作成日時：2017年6月8日 21時
