第25話 ページ28
「ここが世界で一番偉大な海.........！！！行けーーーっ！！！」
ルフィがそう叫ぶと遠くから何やら音が聞こえてきた。
「ブオオオオオオ！！！」
「おい何だ、なんか聞こえたか？」
「風の音じゃない？変わった地形が多いのよきっと」
ゾロさんの問いかけにナミさんは答える。
「ブオオオオ」
「オイ...何だありゃ...」
ウソップはカタカタ…、とゴーグルを拡大しながらそう呟いた。
「ナミさん！！前方に山が見えるぜ！！」
「山？そんなハズないわよ！この先の“双子岬”を越えたら海だらけよ」
サンジさんの言葉にナミさんはそんなことない、と否定する。
音のする方を見て、ん？、とルフィは呟いたかと思うと叫んだ。
「山じゃねェ！！！クジラだァ！！！」
「ブオオオオオオオ」
そう、何度も聞こえてきたブオオ、という音は目の前にいるクジラの鳴き声だったのだ。
「ど、どうしますか…！？」
「戦うか！！！」
私の問いかけにルフィが答えると、ナミさんは怒鳴った。
「バカね、戦えるレベルじゃないでしょ！！？」
「でも進路を塞がれてる！！！」
彼女の言葉にルフィが返すとサンジさんが口を開く。
「ちょっと待て、ここまで近づくとただの壁だ！！！まず目はどこだよ！！」
「そっか。向こうが私達に気づいてるとは限らない」
ナミさんがサンジさんの言葉に納得していると、今度はゾロさんが口を開いた。
「でもこのままじゃぶつかるぜ、左へ抜けられる。とり舵だァ！！！」
「舵折れてるよ！！！」
ウソップがツっこむ。
「何とかしろよ、おれも手伝う！！！」
ゾロさんがそう言うと、ルフィが何か思いついたようで叫んだ。
「そうだ、いいこと考えた！！！」
そう言うと下へ降りてどこかに行ってしまった。
嫌な予感がする…。
その間、ゾロさん、サンジさん、ウソップは折れた舵を掴んで舵を左に倒そうとしていた。
「とり舵っ、とり舵ィ〜〜〜〜〜〜っ！！！だめだ、曲がらないっ！！！」
ウソップの叫び声が船内にむなしく響く。
ドウン！！！
大きな音がしたかと思うとそこには、よしっ！！船止まったか！？、と大砲を撃ってドヤ顔のルフィがいた。
「「大砲…」」
ルフィ以外の私達は、もはや絶望以外の何者でもない顔で呟いた。
嫌な予感、当たりました…。
涙を流しながら私は深くため息をつくのだった。
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あっすー♪ - イベントに参加したんで、評価とコメを書きました！ (2017年12月12日 19時) (
レス) id: 651ac96026 (このIDを非表示/違反報告)
麻琴(プロフ) - とても面白くて読みやすいのでサクサク読めて更新大変だと思いますが他の皆さんと同じように続き楽しみにしてます。季節がら風邪など気をつけて頑張ってくださいね。 (2017年12月9日 14時) (レス) id: 3305a2e1d9 (このIDを非表示/違反報告)
毎日が眠い - めっちゃ面白いです！続編いってますがこの作品、めっちゃ好きです！これからも頑張ってください！ (2017年10月13日 18時) (レス) id: 5bbe59c0b5 (このIDを非表示/違反報告)
てぱゆ(プロフ) - なおさん» 嬉しいです！！！ありがとうございます！！(/_;)/~~ (2017年9月12日 20時) (レス) id: 5667f6847d (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - とても面白いですワンピース好きなので続きを期待して楽しみにしています頑張ってください！ (2017年9月2日 5時) (レス) id: 16a43b07a7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：てぱゆ | 作成日時：2017年6月8日 21時
