第24話 ページ27
「あれが...“赤い土の大陸”か。雲でてっぺんが見えねェ！！！」
ルフィの声と同時にそれを見ると、そこには大きな崖のようなものがそびえ立っていた。
「吸い込まれるぞ！！！舵しっかり取れ！！！」
「まかせろォ！！！」
彼の掛け声ふふふゃゅ、サンジさんとウソップは舵をつかんで返事をした。
「すごい」
「ウソみてェだ...本当に海が山を登ってやがる...」
ナミさんもゾロさんも驚きが隠せないようで、私もこの状況に言葉を失っている。
「運河の入口だァ！！！っておい、ずれてるぞ、もうちょっと右！！！右！！！」
「右！！？おもかじだァ」
「おらァア〜〜〜っ！！！」
ルフィの指示を聞いて、急いでサンジさんとウソップは舵を右に倒した...のだが......
ボキィッ
「舵が...」
ナミさんが涙を流しながら絶望している中、目の前には大きな柱のようなものがあった。
「ぶつかるーーーーーーっ！！！」
そう私が叫んだ時、ルフィが勢いよく走っていった。
「ゴムゴムの......風船っ！！！」
彼の体は大きく膨らみ、柱と船の間に割り込ませる。
ばいいーん！！！
船が弾かれ、軌道を変えて運河を登っていった。
「助かった！！！」
ナミさんは笑顔でほっとしている。
「ルフィ捕まって！！！」
私は彼に向かって手を伸ばした。
「ぬ！！！」
びよーーーん
ガシ！！！
彼の手を掴んだが、逆に私が引っ張られそうになる。
「うっ...だめ...力が......ってゾ、ゾロさん！？」
腕の力が抜けそうになった時、ゾロさんが私を支えて一緒に引っ張ってくれた。
「弱ェくせに無理すんじゃねェ...オラッ！！！」
その瞬間、ルフィは船の床にバキッ...！！、とのめり込んだ。
私は思い切り引っ張ったせいで体勢を崩して倒れる。
おい、と声が聞こえたと思うと目と鼻の先にゾロさんの顔があった。
「！？ごっ...ごめんなさい！！そそそそんなつもりじゃ」
私はさっ、と立ち上がり顔を赤くしながら謝る。
「お、おう」
それだけ返事して起き上がった彼は、少し顔が赤いように感じた。
ドドオオオオオオ
「入ったァーーーっ！！！」
ザパァァ...ン！！！
「あとは下るだけ！！！」
ナミさんが叫ぶ。
「A、こいよ！！」
よじよじ、とルフィがメリーに登り、私を誘う。
「う、うんっ」
私は前と同じように彼のあぐらに乗せられた。
そこから見えた景色に私は目を輝かせる。
「おお見えたぞ、“偉大なる航路”！！！！」
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あっすー♪ - イベントに参加したんで、評価とコメを書きました！ (2017年12月12日 19時) (
レス) id: 651ac96026 (このIDを非表示/違反報告)
麻琴(プロフ) - とても面白くて読みやすいのでサクサク読めて更新大変だと思いますが他の皆さんと同じように続き楽しみにしてます。季節がら風邪など気をつけて頑張ってくださいね。 (2017年12月9日 14時) (レス) id: 3305a2e1d9 (このIDを非表示/違反報告)
毎日が眠い - めっちゃ面白いです！続編いってますがこの作品、めっちゃ好きです！これからも頑張ってください！ (2017年10月13日 18時) (レス) id: 5bbe59c0b5 (このIDを非表示/違反報告)
てぱゆ(プロフ) - なおさん» 嬉しいです！！！ありがとうございます！！(/_;)/~~ (2017年9月12日 20時) (レス) id: 5667f6847d (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - とても面白いですワンピース好きなので続きを期待して楽しみにしています頑張ってください！ (2017年9月2日 5時) (レス) id: 16a43b07a7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：てぱゆ | 作成日時：2017年6月8日 21時
