第21話 ページ24
「...............しかしまいったな............このまま進むと噂通り...！」
ナミさんはそう呟いて、部屋に皆を集めてから机の上でどんっ、と海図を広げた。
「“偉大なる航路”の入口は山よ」
「山！？」
私を含め、彼女の言葉に皆が驚く。
「そう！海図を見てまさかとは思ったんだけど、これ見て。“導きの灯”が差してたのは間違いなくここ、“赤い土の大陸”にある、リヴァース・マウンテン」
「山にぶつかるってことですか？」
私はつい気になり、聞く。
「違うわよ、ここに運河があるでしょ」
彼女は海図にある運河を指差した。
「運河！？バカ言え。運河があろうと船が山を登れるわきゃねェだろ！！」
「だってそう描いてあんだもん」
ウソップの言葉に仕方ないでしょ、という風に彼女は返事をする。
「そうだぞウソップ、ナミさんの言うことに間違いがあるかァ！！」
サンジさんも彼女の言葉に賛同している。
「バギーから奪った海図だろ！？当てになるかよ」
ゾロさんの発言にバギーから海図を奪ったのなら確かに当てにならないかもしれない、と私もそう思った。
「山に登んのか、おもろーーーっ！！！“不思議山”か」
そう言って、ワクワクしているルフィはとにかく楽しそうだ。
「だいたい何でわざわざ“入口”から向かう必要があるんだ。南から下ればどっからでも入れるんじゃねェのか？」
「それは違うぞお前っ！！」
ゾロさんの質問にルフィは、ばかかお前っ、とツっこむ。
「そう、ちゃんとわけがあんのよ」
「入口から入った方が気持ちいいだろうが！！！」
「違うっ！！」
ルフィの答えと同時にガンッ！！とナミさんは殴った。
私があはは、と苦笑していると窓を覗いたウソップが叫んだ。
「おい！！あれっ！？嵐が突然止んだぞ」
「本当だ、静かだ」
サンジさんも共感していると、ナミさんはなぜか焦っている様子だった。
「……え…そんなまさか…嵐に乗って“入口”まで行けるはずなのに…」
「おーーーっ！！いい天気だーっ！どういうこったこりゃーはっはっはっはっはっはっ」
ルフィは外に出て、のんきに笑っているとナミさんは顔を青ざめて言った。
「しまった…“凪の帯”に入っちゃった…」
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あっすー♪ - イベントに参加したんで、評価とコメを書きました！ (2017年12月12日 19時) (
レス) id: 651ac96026 (このIDを非表示/違反報告)
麻琴(プロフ) - とても面白くて読みやすいのでサクサク読めて更新大変だと思いますが他の皆さんと同じように続き楽しみにしてます。季節がら風邪など気をつけて頑張ってくださいね。 (2017年12月9日 14時) (レス) id: 3305a2e1d9 (このIDを非表示/違反報告)
毎日が眠い - めっちゃ面白いです！続編いってますがこの作品、めっちゃ好きです！これからも頑張ってください！ (2017年10月13日 18時) (レス) id: 5bbe59c0b5 (このIDを非表示/違反報告)
てぱゆ(プロフ) - なおさん» 嬉しいです！！！ありがとうございます！！(/_;)/~~ (2017年9月12日 20時) (レス) id: 5667f6847d (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - とても面白いですワンピース好きなので続きを期待して楽しみにしています頑張ってください！ (2017年9月2日 5時) (レス) id: 16a43b07a7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：てぱゆ | 作成日時：2017年6月8日 21時
