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そんなこんなで稲高から歩いて30分
空は冬特有の薄紫色のような色をしている。
辺りはたくさんのカップル、家族、友人同士で来ている人で溢れていた。
倫「わ、めっちゃ綺麗。」
そう言いながらイルミネーションの写真を撮っている倫太郎。
絶対倫太郎の方がうちより写真とるセンスあると思う。
きらきらと溢れるイルミネーションの光が眩しいくらいに綺麗。
...私もこれくらい綺麗だったらいいなぁ。
なんて意味のわからないことを考えていると突然自分にスマホが向けられた。
倫「はい、チーズ」
『え、ちょ、まっ！』
かしゃっ、というカメラの音が鳴った。
倫「ははっ！かわいーよ。」
そう言って見せられた写真はやっぱり少し事故っていた。
『事故ってんやんか！倫太郎の言うかわいいもう信じないから！』
倫「えー。俺にはどんなAも可愛いから。ていうかAしか可愛くないし。」
平然と言った後、再びイルミネーションの写真を撮り始めた倫太郎。
”Aしか可愛くない”
その言葉がどれだけ嬉しいか。
ぎゅ、と胸が苦しくなってうまく呼吸が出来ない。
嬉しいのになぜか泣きそうになってしまう。
2人でしばらくイルミネーションを見て回っているとき、倫太郎にプレゼントを渡していなかったことを思い出した。
『倫太郎ちょっとまって。』
倫「ん？」
リュックから昨日の夜ラッピングした袋を取り出す。
『はい！お誕生日おめでとう！』
倫「！わ！ちょっと期待してたけど改めて貰うとめっちゃ嬉しい。ありがとう。」
ふっと優しく表情を緩ませて倫太郎は嬉しそうに私から袋を受け取った。
倫「開けていい？」
『おん。むしろ今開けて欲しい。』
するりとリボンが解けられ、倫太郎は中身をみる。
倫「あ、手袋じゃん！」
1番最初に取り出されたのは手袋。
『この前さ手袋落としたって言ってたから。』
倫太郎は星を見つけた子どものように無邪気に笑ってさっそく手袋をはめてくれた。
その笑顔が見れただけで幸せだ。
倫「あったか。めっちゃ大事にするわ。ありがと。」
『まだ入ってるよ。』
倫「まじで？...あ、ハンドクリームとリップじゃん！」
『ぴんぽん！』
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ましゅまろチップス - 花菜さん» コメントありがとうございます〜！うれしいお言葉ほんとうに元気もらいます！忙しいなか見つけてくれて読んでくれてありがとうございます！ (2021年1月3日 13時) (
レス) id: e0685c5060 (このIDを非表示/違反報告)
ましゅまろチップス - 茜８９さん» コメントありがとうございます！角名と侑と治それぞれのポジションに注目してくれてとっても嬉しいです！見つけてくれてありがとうございます！ (2021年1月3日 13時) (レス) id: e0685c5060 (このIDを非表示/違反報告)
花菜(プロフ) - ボロ泣きして目が腫れちゃいました！笑素敵な作品でした！ (2021年1月2日 23時) (レス) id: c1e54e4d22 (このIDを非表示/違反報告)
茜８９(プロフ) - 凄く感動しました！泣。角名がもう優し過ぎて枕びっちょびちょです！！！泣泣、ツムがほんとにヒーローだったし最後のサムもマジ良すぎて泣きました！ましゅまろチップスさん、神作品読ませて頂き、ありがとうございました！ (2021年1月2日 15時) (レス) id: 8347574646 (このIDを非表示/違反報告)
ましゅまろチップス - 律さん» コメントありがとうございます！コメント嬉しいです！！ (2020年12月31日 8時) (レス) id: 25fe035f69 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ましゅまろチップス | 作成日時：2020年12月24日 19時
