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校門に行くと倫太郎はもういた。
私にすぐに気がついて倫太郎は私を見るなり顔を綻ばせてくれた。
それがすごく嬉しい。
『おまたせ。倫太郎、1日遅いけどはぴば！』
倫「ありがと。...ん。」
照れくさそうに倫太郎は笑って私に手を差し出してきた。
私は笑顔でその手を受け取る。
倫太郎の手は少しだけ乾燥していて冷たい。
私はこの手が大好きだ。
あ、手だけが好きなわけやないけど。
『昨日ケーキ食べたん？』
倫「うん。いちごのってるやつ」
『いちごって倫太郎が言ったらかわいい。』
倫「なにそれ嬉しくない。」
そう言ったけど倫太郎は嬉しそうに笑った。
ほんとに倫太郎が言う”いちご”はかわいい。
だってあんな大人っぽい感じの顔からいちごっていうかわいい単語がでるの反則すぎる。
空からはちらちらと少しだけ雪が降っていていい感じにロマンチック。
暗くなんの早いよね、とか
お互いの家族のはなしとか
体育の先生のぱんつの話とか
倫太郎とくだらない話をしながら今、2人で手を繋いで歩けていることが今でも夢みたいだ。
倫「あ、そういえば侑に歴史の教科書返してもらってない。」
『え、あれ倫太郎のだったんだ。うちペリーかわいくちゃったんやけど。』
倫「まじで？楽しみにしとく。」
『力作やから！侑といえばさー、』
倫太郎に侑がイルミの写真送ってって言ってたよ、と言おうとした。
でもそれを倫太郎が遮った。
倫「だめ。」
『え？』
驚いて思わず倫太郎を2度見する。
と、倫太郎は小さい子どもが拗ねたような顔をしていた。
倫「...今日は、せっかく久しぶりのAと2人のデートだから侑のはなししちゃだめ。」
ぎゅん、と胸があまく締め付けられる。
かわいすぎる。
独占欲強い倫太郎が久しぶりに見れてしんどい。
拗ねている倫太郎に私は思わず頬が緩む。
『倫くん嫉妬？』
意地悪でにやにやしながら聞くと倫太郎はぴくりと反応した。
倫「え、まって。倫くんってもっかい言って。
めっちゃグッときた。」
『改まって言おうとすると恥ずい。』
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ましゅまろチップス - 花菜さん» コメントありがとうございます〜！うれしいお言葉ほんとうに元気もらいます！忙しいなか見つけてくれて読んでくれてありがとうございます！ (2021年1月3日 13時) (
レス) id: e0685c5060 (このIDを非表示/違反報告)
ましゅまろチップス - 茜８９さん» コメントありがとうございます！角名と侑と治それぞれのポジションに注目してくれてとっても嬉しいです！見つけてくれてありがとうございます！ (2021年1月3日 13時) (レス) id: e0685c5060 (このIDを非表示/違反報告)
花菜(プロフ) - ボロ泣きして目が腫れちゃいました！笑素敵な作品でした！ (2021年1月2日 23時) (レス) id: c1e54e4d22 (このIDを非表示/違反報告)
茜８９(プロフ) - 凄く感動しました！泣。角名がもう優し過ぎて枕びっちょびちょです！！！泣泣、ツムがほんとにヒーローだったし最後のサムもマジ良すぎて泣きました！ましゅまろチップスさん、神作品読ませて頂き、ありがとうございました！ (2021年1月2日 15時) (レス) id: 8347574646 (このIDを非表示/違反報告)
ましゅまろチップス - 律さん» コメントありがとうございます！コメント嬉しいです！！ (2020年12月31日 8時) (レス) id: 25fe035f69 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ましゅまろチップス | 作成日時：2020年12月24日 19時
