【参加者様大大大募集中！！！】Flower House【小説版】

三話…鈴蘭 ページ4

「ど、ぅも……」



…………え、引かれてる？あ、嫌、でも住人になってくれるかもだから一応勧誘？してみるか。


「ねぇお姉さん、シェアハウス。興味ない？」


「……はい？」


困り顔をしながらこちらをじっとりと見つめる眼帯少女。
私が眼帯ちゃんだったら逃げてる自信があるなぁ、なんで逃げないんだろ。すごいなぁ


「あ、ごめん。いきなり過ぎたね。それに説明ぶっ飛ばし過ぎた。
お姉さん、名前、なんて言うの？」


「あの……」


……私はバカなのか？
なんでいきなし名前聞いてんの！？こっわ！！不審者じゃん！！


「えっと……私は鈴蘭。貴女は？……じゃなくて、貴女、名前にお花の名前って入ってる？」


「入ってますけど……」


不審がりながらも答えてくれたこの子に若干の不安を覚えつつ予想していなかった答えに自然と笑みが溢れた。


「もう一回言うね、シェアハウスに住まない？
貴女なら大歓迎なのだけど……
まぁ、急には決められないよね。決まったらここ、電話して？
良い返事、期待してるね。バイバイ、猫毛メッシュの眼帯ちゃん。」

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