二十一話…冬山エリカ ページ21
「もう、お父様たちなんか知らないんですから。
大っ嫌いなんですからぁ」
私は、公園のベンチに腰をかけているのです。
右隣には、でっかいスーツケースが一つ。
左隣には、家から持ってきたクマのぬいぐるみの［シロツメクサ］がいるのです。
なんで、こんなに大荷物なのかというと
両親と喧嘩して、家出したんですよ。
まぁ、参りましたね。
「これから、どうやって生き延びていけば良いのでしょう……」
勢いで家出してきてしまったから、お金は持っていないですし。 住むところの当てもないとは。
「シロツメクサァ。寂しいですねぇ。
早く何処かに住みましょうね」
ベンチから降り、片手にはスーツケース。
そして、もう片手にはシロツメクサを持ち、公園から出た。
「今日は、野宿ですかぁ？ あぁ、お金を持ってこればよかったです…」
後悔をしつつ、どこか泊めてくれそうな所を探し、キョロキョロしていると、一枚の広告を見つけた。
「シェアハウス？ な、なんて読むのでしょうか。
えふろーうぇあ ほうせ？ あ、『フラワーハウス』！
入居条件？ 名前にお花の名前が入っている事？
エリカって、確かお花でしたよね？」
入居条件に該当していますし、入居出来ますね……。
入居させてもらおう。
そう決意して、その『フラワーハウス』に向かった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 4人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
雪狐@凛(プロフ) - 雪空@哉さん» 続編遅くなりました！出来たので是非、更新お願いします！ (2016年8月19日 8時) (
レス) id: 7be4417231 (このIDを非表示/違反報告)
雪狐@凛(プロフ) - 雪空@哉さん» 了解です！分かりました、新しいの作りますね (2016年8月19日 8時) (レス) id: 7be4417231 (このIDを非表示/違反報告)
坂田家 - 新しいの作った方がいいですよね (2016年8月19日 0時) (レス) id: cfed4083ce (このIDを非表示/違反報告)
雪空@哉(プロフ) - すいません。なんかこれ以上増やせないみたいです。 (2016年8月16日 16時) (携帯から) (レス) id: 3d4129fb61 (このIDを非表示/違反報告)
雪空@哉(プロフ) - 更新します (2016年8月16日 13時) (携帯から) (レス) id: 3d4129fb61 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：雪狐 x他1人 | 作者ホームページ：
作成日時：2016年4月24日 15時
