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『全然怖くないわこんなもん』
「じゃあその必死に俺の腕を掴む手を離せ」
キヨの腕を力いっぱい握っている姿とは裏腹に口から出る言葉は強がりだ
すると壁から手が
『うわああああああああああ!!!!!!』
驚きすぎてパニック
「なにやってんだよwww」
ビビりすぎてその場に立ちすくんでしまいキヨの腕を掴んでいた手がふと緩む
そしてだんだん離れていく
待って…!!!!
手を伸ばすと
パッと優しく手を握られて手を引かれる
真っ直ぐ前を見たままキヨは言う
「なに離してんだよ…普通に心配したわ!!」
後ろから見える無愛想な表情からは感じ取れないような
キヨの不器用な優しさがにじみ出ていた
嬉しくて仕方がなかった
「……ごめん!!」
少し小走りで隣に並んでみた
少しだけ呆れたようにキヨが言った
「まったく……ほら行k…」
言ってる途中で血塗れの女の人登場
「…素でビビったわ」
立ち止まりながら冷静に言うこいつの背中を思いっきり押しながら私は叫ぶ
『早く!!!早く進んでくれえええええ!!!!』
なんでこんなタイミングで出てくるんですか!?!?
ーーーーーーーーーーーーー
お化け屋敷からでた私はもうグッタリ
そして私とは対照的になぜかキヨはピンピンしていた
そんな中でさえまだ私達は強く手を握ったままだった
「あ…。なんか、ごめん」
私は今更少し照れてるキヨの顔を見ながら微笑む
『なんで謝るんだよ。キヨから繋いでくれたのに。』
「ちょっと恥ずかしいんだよバカ!!察っしろ…」
そういってさっきより少し強く握ってきた
じわじわとキヨの熱が手から伝わる
『もっといろんなの乗ろ!!』
「そうだな」
2人で顔を見合わせて笑う
その後はずっと手を繋いで遊園地を回った
やっぱり私の相棒であり彼氏でありライバルなのはキヨじゃないと
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わばーす(プロフ) - 凛桜さん» あざますwwとってもステキな内容でぢだ;;;; (2017年8月4日 23時) (レス) id: 4601125a15 (このIDを非表示/違反報告)
凛桜(プロフ) - わばーすさん» 更新さっきしたわボケェ!!www光の速さで返信してやったわ! (2017年8月4日 22時) (レス) id: 3cd213014f (このIDを非表示/違反報告)
わばーす(プロフ) - 小説とっても面白いです!更新いつですか、今日ですか、今ですか、wwwふざけたw (2017年8月4日 22時) (レス) id: 4601125a15 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:凜桜 | 作成日時:2017年7月10日 16時