file:15 フジside ページ15
みんなより一足先に楽屋にもどると
まだAが眠っていた
不思議とソファの前にしゃがんで
顔を見つめてしまう
……やっぱり綺麗な顔してるなぁ
俺もヒラもこーすけもキヨもAも
高校生からの仲でだいぶ長い付き合いだ
その中でも、キヨとAは本当に小さい時から一緒で幼馴染みだ
俺たちは皆同じクラスになって、段々仲良くなっていった
初めの方は男4人だけでわいわいやっていたが、ある日突然キヨが女の子を連れてきたんだ
それがAだった
女の子だし、しかも存在自体がとても目立っていた子なので色々絡みずらいとか思っていたのは最初だけで、気さくで面白くて少し男勝りなAは徐々に溶け込んでいった
そしてAを知ると共にだんだんと
俺はAを好きになってしまった
学生の頃からそりゃあ究極にモテにモテまくっていたAに告白する勇気もなくって。仲のいい友達の関係を崩したくなかったからできるはずもなかった
そしてなにより
キヨと話している時に時折見せる表情は、その時から恋する女の子の顔だったからだ
俺らに見せる顔とは違うのがわかってしまった
だから、なにも伝えられなかった
当時の弱気な自分には後悔しかない
今、こうして見てるのはやっぱり未練があるからなのかなぁ…
立ち上がって大きく深呼吸をして
自分の頬を1発叩く
変なこと考えるなフジ！！！！
自分に喝を入れドアの方に振り返ると
腕を組んでニコニコしてるキヨがドアに寄りかかっていた
……マ、マジか…
謎に焦っているとキヨが言う
｢お前さぁ、昔からA好きだよな｣
｢…………ん？｣
あまりの唐突な一言にアホみたいな返事をしてしまう
｢知ってる。高校生の時に好きだったこと｣
｢バ、バレてたか……｣
何となく気まずい
そんな気まずい雰囲気の中またキヨは言った
｢思いを伝えるだけならいいんじゃね｣
その言葉で俺は決心した
｢……今度伝えて、振られてみてもいい？｣
するとキヨは微笑んで
｢当たって思いっきり砕けてこい｣
そう言って俺の背中を優しく叩いてくれた
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わばーす(プロフ) - 凛桜さん» あざますwwとってもステキな内容でぢだ；；；； (2017年8月4日 23時) (
レス) id: 4601125a15 (このIDを非表示/違反報告)
凛桜(プロフ) - わばーすさん» 更新さっきしたわボケェ！！www光の速さで返信してやったわ！ (2017年8月4日 22時) (レス) id: 3cd213014f (このIDを非表示/違反報告)
わばーす(プロフ) - 小説とっても面白いです！更新いつですか、今日ですか、今ですか、wwwふざけたw (2017年8月4日 22時) (レス) id: 4601125a15 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：凜桜 | 作成日時：2017年7月10日 16時
