29 決めた事 ページ31
Side rb
皆が散り散りに自分の対戦相手の待つコートへ向かう
俺らの1戦目の相手はどれも曲者だ
…性格が
多分大先生以外はめんどなって瞬殺するんやろうなぁ…
俺は軍に入ったら戦闘、というより情報処理の役につきたい
軍学校に入る前から少しやっていた弓でさえも
得意、とは言いきれない
だから絶対に俺は戦闘の役にはつかない！
それからもう1つ、この学校に入って新しく決めた事がある
それは、仲良くなったグルッぺンが創ると言った国の軍に入る事だ
多分だが俺のこの決意を受け止める場所は早々ないだろう
だから少しでも仲良くなった奴が治める所へ行きたい
…だから苦手でも、
rb「少しは、勝ち上がらなあかんな？」
「私に勝てるならね」
rb「シエンやっけ、まさか女の子やったとはなぁ」
se「何か悪い？」
rb「んーにゃ、ただ少し勝ちづらいなぁって」
se「手加減でもするつもり？」
rb「して欲しいん？」
se「大会なんだから、全力で来なよ」
rb「言われんでも、そのつもりやわ」
男でも女でも、端から手ェ抜く気なんてないわ
挨拶代わりの簡単な牽制を終え、弓を準備し始める
暫くして、凛とした教官の声が響き渡る
「両者構え！…始め！」
その声が聞こえたと同時に矢をシエンの足元へ放つ
分かっていたがその矢は軽々と避けられる
se「そんな矢、当たると思ってるの？」
rb「いや、思わんな」
se「…あっそ」
シエンは呟くと俺の心臓目掛けて矢を放つ
俺はそれを身体を反らして避け次の矢に手を伸ばす
矢の先には矢尻では無く
拳銃戦のダミー弾と同じようにインク玉が付いている
相手の身体にそれが付けば勝利となる
rb「…インク玉じゃないと当たったか聞かれた時嘘とかあるかもやからな」
se「別に私は嘘つかんよ？」
rb「はっ、どうだか」
…この距離で聞こえとんのか
遠距離で聴力が高いとより良い
近くに敵がよってきたらすぐに近距離に持ち直せるから
それの評価もあってか、シエンはランクS
俺の1個下だ
俺はまぁ、何故かランクS+なんやけど
どこが評価されたかさっぱりやし…
──なんて考え事をしつつ、少しずつ距離を詰める
近距離では使いずらい弓
だけどそれは"対近距離"相手やと
だから…
rb「同じ弓同士やったらそんな考えいらんよな」
se「…っ」
「第97コート、ロボロ勝利！」
se「まさか、弓を近距離で使ってくるとはね」
rb「こーいう戦い方もあるでってことや」
そう言って俺はコートを後にした
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フラワー(プロフ) - コメント、ありがとうございます！wrwrdだと色んなペアがあるのでそれなら夢主とzmさんで脅威ペア！みたいな...ほぼ書きたいっていう欲望で始めたこの作品ですが、頑張ります！あんこおさんも番外編の方、楽しみにしてます！頑張ってください！ (2021年1月18日 7時) (
レス) id: 7134aa4a2a (このIDを非表示/違反報告)
あんこお - （初コメ失礼っ！）脅威さんの可愛さが溢れていて、尚かつ夢主と脅威さんがペアを組むっていうのがもう最高です！（語彙力無くてすみません…）更新頑張って下さい!応援してます！ (2021年1月18日 6時) (レス) id: 33306f1976 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：フラワー | 作成日時：2020年12月5日 20時
