膀胱穿刺(和)6 ページ32
翔サイド
昼休みを狙って呼吸器内科の外来まで出向いたのに和の姿が見当たらず。
ナースに聞くと、朝から体調が優れなかったみたいで午後から早退されました、だって。
帰宅するなら救急に寄ってくれたら良いのにーと思いながらも
とりあえず家のベッドで寝たかったのかな。
家に着いたころを見計らって和に電話をかける。
「大丈夫？」
コール1回で電話に出た。
和「ん？うん。」
「午後から仕事できないほどしんどくなったの？連絡くれたら良かったのに。」
和「横になりたいなって思ったから。」
「熱上がってる感じする？とりあえず熱測って、待ってるから。」
和「大丈夫。」
「大丈夫じゃないから早退したんでしょ。ほら熱測るくらい数分だから。」
ゴソゴソと音が聞こえてきた。よしよし良い子だ。
「横にならないといけないほどしんどいって他には症状は？昨日喉痛いって雅からケフレックスもらったんでしょ？飲んでる？」
和「うん...」
言葉少なな和。話すのもしんどいのかな。
今日は早く帰ってあげよう。
ピピピとかすかに聞こえた気がした。
「何度だった？」
和「38度4分。」
「上がってるじゃん！」
和「うん。」
「カロナール飲んで寝てなさい。なるべく早く帰るから。喉が痛いの？咳出たりしない？」
和「うん、大丈夫。」
全然大丈夫じゃなさそうな声で話すから心配になる。
でも今こうやって電話で長々話したところで和が楽になるわけでもない。
「なるべくしっかり水分摂ってね。部屋で寝てなさい。わかったね？」
和「うん。」
心配だけど今できることは早く仕事終わらせてなるべく早めに家に帰ること。
電話を切って足早に救急センターに向かう。
とりあえず検査オーダーとカルテチェックだけしてしまおう。
ラッキーなことに救急搬送も終業時に重ならず、急変もなく定時で帰れることになった。
何か必要になる薬剤あるなら持って帰りたいと思いもう一度和の携帯を鳴らす。
寝てるかなぁ、でも電話で起こされるのって俺たち慣れてるから。
予想に反してコール音だけが響く。
眠ってるのか、と思いつつどこがでもしかしたら電話にすら出れない状態なんじゃないかと不安になり家路を急ぐ。
ラッキーなことに信号にそんな引っかからず家に着いた。
「ただいまー和。」
部屋にいるものだと思い階段下から声をかけリビングに入る。
ソファの上で息を切らしてる和。しかも着替えてもない。
昼に帰ってきてからずっとこうして苦しんでた？
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kammostsluvamos(プロフ) - 1から一気に読み直しました！和君が大好きです！どれも素敵なお話しでまた続き更新してくれると嬉しいです！ (2021年7月27日 14時) (
レス) id: e05623e0c3 (このIDを非表示/違反報告)
クマノミ - ルパンさんのお話、どれも素敵すぎて一気に読ませていただきました。もっともっと更新してほしいです。別のお話でもいいので楽しみに待っています。 (2021年6月1日 0時) (レス) id: 3b375f6fa1 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - とても楽しく読ませてもらってます( ＾▽＾)最初から読み直したりさせてもらったり(*^▽^)/★*☆♪また更新されると嬉しいです(^-^) (2021年5月27日 12時) (レス) id: f4ca038df0 (このIDを非表示/違反報告)
通りすがりの駄作者(プロフ) - とっても面白かったです。以前途中まで読んでいたのですがもう一度最初から読み返しちゃいました！続き楽しみにしています。 (2021年5月21日 8時) (レス) id: a3e16989e8 (このIDを非表示/違反報告)
嵐(プロフ) - 更新を (2021年4月27日 10時) (レス) id: d530871b33 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルパン
| 作成日時：2017年6月12日 22時
