膀胱穿刺(和)3 ページ29
和サイド
怪しまれたかな？
喉赤くなってるわけなんてないし。
翔兄辺りがカルテ見て気づかなかったら良いけど。
雅はきっと指示出ししてる間に忘れちゃうだろうけど。
すぐに薬剤部に行って薬をもらってきた。
とりあえず少しでも下腹部の鈍痛と排尿時の不快感、残尿感よなくなれ！と思いながら
一錠口の中に放り込んだ。
時計を見ると14時過ぎ。
俺も病棟で指示出ししなくちゃ。
はぁぁー身体がだるい、熱い、重い。
幸い下腹部の痛みがなんとなく重たい鈍い痛みで良かった。
耐えられるしなんとなくうっとおしいという感じでそこまで苦痛ではない。
「遅くなったーごめんねー。」
忙しそうに薬剤の確認やらコールの対応をしているナース達に声をかける。
『遅いですよーどこ行ってたんですかー。』
503号室の木田さん、吸入後も呼吸改善あまりしてません。
509号室の矢澤さん、抗生剤合わなかったのか腹痛訴えてて下痢も2回。
511号室の福嶋さん、痰がうまく吐き出せなくて苦しそうです。
あああー俺も溜め込んでたみたいだ...
よし頑張って集中力切らさないように全部の指示出し終えるぞ。
頑張ってPCと向き合ってカタカタ入力していたら
『先生具合悪いですか？』
ナース主任の声が頭上でした。
「え？」
『ほらやっぱり顔赤いですよ。』
手が伸びてきておでこを触られる。
一回り以上年上の主任は大ベテランで面倒見も良い。
研修医にとっては厳しいけどあったかい母ちゃんみたいな存在で。
『熱ありそうですけど?』
「ああ、大丈夫大丈夫。ちょっと風邪っぽいだけだから。薬も飲んだし。」
『無理しないでくださいね。何か飲み物いれましょうか？』
コーヒーと言いかけてやめた。
カフェインでトイレ頻回になるの嫌だから。
「あったかいお茶ある？」
『ほうじ茶と緑茶ありますけど。」
「ほうじ茶でお願い。」
『はい。何か甘いもの食べますか？差し入れでいただいたものあれこれありますけど。』
「うん。ありがとう。」
コーヒーで頭さえさせることできない分、糖分でエネルギーつけて
とりあえずさっさと終わらせて早めに帰りたい。
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kammostsluvamos(プロフ) - 1から一気に読み直しました！和君が大好きです！どれも素敵なお話しでまた続き更新してくれると嬉しいです！ (2021年7月27日 14時) (
レス) id: e05623e0c3 (このIDを非表示/違反報告)
クマノミ - ルパンさんのお話、どれも素敵すぎて一気に読ませていただきました。もっともっと更新してほしいです。別のお話でもいいので楽しみに待っています。 (2021年6月1日 0時) (レス) id: 3b375f6fa1 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - とても楽しく読ませてもらってます( ＾▽＾)最初から読み直したりさせてもらったり(*^▽^)/★*☆♪また更新されると嬉しいです(^-^) (2021年5月27日 12時) (レス) id: f4ca038df0 (このIDを非表示/違反報告)
通りすがりの駄作者(プロフ) - とっても面白かったです。以前途中まで読んでいたのですがもう一度最初から読み返しちゃいました！続き楽しみにしています。 (2021年5月21日 8時) (レス) id: a3e16989e8 (このIDを非表示/違反報告)
嵐(プロフ) - 更新を (2021年4月27日 10時) (レス) id: d530871b33 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルパン
| 作成日時：2017年6月12日 22時
