カフェイン中毒(智)11 ページ11
翔サイド
賑やかな声が聞こえている。きっとAと潤が来てくれたのかな。
「調子はどうですかー。いいねぇ智兄、皆が来てくれて。」
診察しようとシーツをまくるとびっくりして大慌てで抵抗する。
智「ちょ、ちょっと何するの、やめてよ。」
「はははは。何するのって。ここ救急センターで俺ここのドクターなの。で、智兄はカフェイン中毒の患者さん。診察しに来たんだけど、そんなにびっくりしないでも。胸の音聞いてお腹見て尿量確認しないと、ね？」
智「やだー。」
面白いくらいはっきりやだって抵抗。まあシーツの下全裸だからね。そりゃ恥ずかしい。
でもそれだけ重篤だったっていう証拠。
「みんないるから恥ずかしい？」
図星なんだろうけど、そうとは言わない。でもまだ抵抗してる。可愛いとこあるね。
和「心拍は不整もないしだいたい100前後かな。呼吸はしっかりしてるからもう大丈夫だと思うけど念のため鼻カニュレは持続が良いかな。あとは特に気になるとこないけど、腹部に痛みなのか違和感なのかあるね、まあおおかた胃が荒れて炎症起こしてるんだろうけど。」
やっぱり良く見てるねぇ。和に監視役頼んで正解。
「和先生ありがとうございまーす。じゃ翔先生にも診せてくださーい。」
智「んんんーやぁーー。」
和「やあーじゃないよ。ほら早く。翔兄だって忙しいんだよ。」
潤が気を利かせてAを外に連れて出てくれた。
「恥ずかしがる余裕でてきたのは良いけど素直な患者さんの方が翔先生助かりまーす。」
やっと大人しくなった。わかりやすいね。
「胸に違和感とか痛みはない？脈飛んだりもしてないかな。」
へーき、とボソッと返事してくれた。
シーツをさげて胸腹部全体を露出させ胸郭の動きも確認する。
胸に掌を置き拍動を感じてると恥ずかしそうに視線が泳ぐ。
次に聴診器で心音を聞く。だいぶ心拍減ったし、心臓があたふた必死な感じも落ち着いた。
呼吸に関しては和が診てくれてるからさっと左右1呼吸ずつだけ聴いてっと。
「はいいいよ。大丈夫そうだね。じゃお腹ね。どの辺りが気になるの？」
智「みぞおちが痛いの。」
和「急に素直になったね。」
「いつから？」
智「覚えてない。」
「ずいぶん前からってことね。それはカフェインせいでってこと？そうか胃痛の方が先だった？」
智「覚えてない...」
長い間調子悪かったってことね。
和が悲しそうな顔してるよー、あんまり心配かけちゃだめだよ。
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kammostsluvamos(プロフ) - 1から一気に読み直しました！和君が大好きです！どれも素敵なお話しでまた続き更新してくれると嬉しいです！ (2021年7月27日 14時) (
レス) id: e05623e0c3 (このIDを非表示/違反報告)
クマノミ - ルパンさんのお話、どれも素敵すぎて一気に読ませていただきました。もっともっと更新してほしいです。別のお話でもいいので楽しみに待っています。 (2021年6月1日 0時) (レス) id: 3b375f6fa1 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - とても楽しく読ませてもらってます( ＾▽＾)最初から読み直したりさせてもらったり(*^▽^)/★*☆♪また更新されると嬉しいです(^-^) (2021年5月27日 12時) (レス) id: f4ca038df0 (このIDを非表示/違反報告)
通りすがりの駄作者(プロフ) - とっても面白かったです。以前途中まで読んでいたのですがもう一度最初から読み返しちゃいました！続き楽しみにしています。 (2021年5月21日 8時) (レス) id: a3e16989e8 (このIDを非表示/違反報告)
嵐(プロフ) - 更新を (2021年4月27日 10時) (レス) id: d530871b33 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルパン
| 作成日時：2017年6月12日 22時
