カフェイン中毒(智)2 ページ2
Aサイド
「ただいまー。」
トモ君が当直の日だからお兄ちゃん達の家に帰ってきた。まぁ私の家でもあるんだけど。
一応は結婚して家を出たから。とは言うものの月に何度もお泊りしてるからお家が二つあるようなもんなんだけど。
「智兄？あれ？疲れて寝ちゃってるのかな。ご飯できたら起こしてあげようか。」
智兄の靴が玄関にあったのにリビングに姿が見えない。
いつも智兄はリビングのソファでくつろいでることが多いのに珍しいな。
2階にあがり自分の部屋で着替えを済ませる。
「智兄、ただいまー。すぐご飯の用意するね。」
ドアの前で声をかけてみる。眠ってたら起こすの悪いしね。
返事がない。きっと疲れて寝ているのだろう。このときは単純にそう思ってた。
お兄ちゃん達がお医者さんになってから、夜勤とか当直とか不規則な生活がいつの頃からか当たり前になって。
だから昼間に寝てても明け方とか真夜中に帰ってきても、夕方に起きてきても、おかしいっていつの頃からか思わなくなったんだよね。数日帰ってこないことだってざらだし。
その上トモ君と結婚しちゃったから、会社員と結婚した友達の生活スタイルとは随分違う。
リビングにおりてカレンダーを確認を見て誰が帰ってくるのかを確認する。
きっと私たち兄妹しか理解できないカレンダー。
それぞれ色が決まっててシフト書き込んでるのだけど5人分だからね、混線も混線、笑。
潤兄と和兄が帰ってくるみたいだね。
雅兄と翔兄は明日の夜まで帰ってこないのか。それにしても激務だなぁ。
冷蔵庫を開けると野菜ときのこがたくさんと鶏肉と豚の挽肉が入ってた。
潤兄が何か作ろうと思って買ってたのかな。
照り焼きチキンと野菜炒めとお味噌汁にしようかな。
材料を取り出し準備を始める。
炊飯器を見ると、やっぱり几帳面な潤兄らしくちゃんとセッティングされていてあとはスイッチを押すだけになっている。忘れないうちにスタートボタンを押す。
鶏肉を切っているとリビングのドアが開かれて音もなく智兄が入ってきた。
「どうしたの？具合悪かったの？てっきり疲れて寝てるのかと思って声かけなかったんだけど。」
顔色が悪く肌ツヤもないノソノソと足取りも重くソファまでたどり着いたと思ったら
そのままゴロンと寝転がりしんどそうな表情をしている。
何したら良いんだろう？とりあえず何が辛いか聞いて熱測ろう。
「智兄、どこが辛いの？熱測ろうね。」
戸棚から体温計を持ち出しソファまで駆け寄る。
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kammostsluvamos(プロフ) - 1から一気に読み直しました！和君が大好きです！どれも素敵なお話しでまた続き更新してくれると嬉しいです！ (2021年7月27日 14時) (
レス) id: e05623e0c3 (このIDを非表示/違反報告)
クマノミ - ルパンさんのお話、どれも素敵すぎて一気に読ませていただきました。もっともっと更新してほしいです。別のお話でもいいので楽しみに待っています。 (2021年6月1日 0時) (レス) id: 3b375f6fa1 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - とても楽しく読ませてもらってます( ＾▽＾)最初から読み直したりさせてもらったり(*^▽^)/★*☆♪また更新されると嬉しいです(^-^) (2021年5月27日 12時) (レス) id: f4ca038df0 (このIDを非表示/違反報告)
通りすがりの駄作者(プロフ) - とっても面白かったです。以前途中まで読んでいたのですがもう一度最初から読み返しちゃいました！続き楽しみにしています。 (2021年5月21日 8時) (レス) id: a3e16989e8 (このIDを非表示/違反報告)
嵐(プロフ) - 更新を (2021年4月27日 10時) (レス) id: d530871b33 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルパン
| 作成日時：2017年6月12日 22時
