ストレス(潤)11 ページ35
和サイド
点滴さしたところが気に入らないのか何度も何度も手で触ろうとする潤。
翔「潤、ちょっとはじっとしててよーお腹診れないでしょー。」
クネクネと身体を動かし全然じっとしてないから翔兄もお手上げで困ってる。
「ほら潤、翔兄困ってるよー。ここ痛いのぉ？」
もしかしたら針先が当たって痛いのかもしれないと思い聞いてみる。
潤「痛くないけどやぁなのー。これ取ってー、やぁぁー。」
翔「これだけ大きな声出てるならお腹大丈夫だと思うけど、念のためちょっとだけ診せてよ潤。」
半分諦めかけてる翔兄だけどやっぱりね診ておきたいよね。
「潤、ちょっとの間だけじっとしてようよ。翔兄にお腹診てもらおう。」
両手つかんでるんだけど力はやっぱり潤の方が強いからなかなかじっとしてない。
翔「ここ押さえるよー痛かったらごめんね。」
そういいながら下腹部押さえてる翔兄だけど全然なんともなさそうだ。
「大丈夫そうだね。」
潤「平気って言ってるのにぃー。」
翔「もうちょっと上の方触るよー。さっき痛かったところだからなるべく優しくするね。」
急に緊張したのか身体に力が入る潤。
「大丈夫だよ潤、翔兄優しくしてくれるから。」
と同時くらいに悲鳴があがった。
翔「ごめんごめん痛かった？やっぱり痛みあるんだねー。うーん、明日智兄の外来で診てもらおうか。採血もしておきたいしね。」
潤「痛いことした...翔にぃ優しくない...んんんーーっ！」
痛みを訴えている部位の周辺をまだ念入りに触診してる翔兄。
「もうちょっと頑張ろう潤、ね？翔兄が他に悪いところないかなーって探してくれてるからね。」
翔「いつからちゃんとした食事してないの潤?」
潤「痛いのぉーやめてー。もうおしまいするぅー。」
翔「はいはい、もうおしまいにするからちゃんとお話してよ翔兄と。いつからご飯食べれてない？」
潤「ずーーーと前だもん。」
いやいや...そんな開き直られてもね..
翔「ずーっと前って1週間とか、もっと前？」
潤「忘れたけど..前から。」
「とりあえず結構長い間まともに食べてなかったってことだね。」
翔「整腸剤と胃の粘膜保護剤だけ飲んでおこうか。明日智兄に診てもらって大丈夫そうだったら胃に負担のかからないものから少しずつ食べるようにしようね、潤。」
頭なでなでしてもらって嬉しそう。
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作者名：ルパン
| 作成日時：2016年2月23日 20時
