体調不良(潤)6 ページ6
和サイド
潤、全然機嫌直してくれない...
まぁそうか、俺も智兄も連絡つかなくて倒れちゃって翔兄にお説教。
潤にしたらたまったもんじゃないよなぁ。
「じゅ〜ん、ごめんねー和兄電話出れなくてー。1人でポンポン痛いのよく我慢したねー良い子良い子。」
ベッド脇にしゃがんで目線の高さを同じにして頭をなでてやりながら話しかける。
潤「嫌いよ。みーんな、やだもん。ううぅ、んんっ...ぐうう。」
「えー嫌いにならないでよ〜。ごめんってー。智兄にポンポン診てもらって翔兄にお薬もらおうよ、ね？痛いんでしょ？ほら、撫で撫でしてあげるから仰向けになれる？」
潤「撫で撫で？」
お、少し食いついてきたぞ。
潤の気を引いている間に智兄サッとお腹診てくれないかなぁと思っていると、智兄もこの隙に、と思ったみたい。
智「ちょっとポンポン触るよー潤。どこが痛いのかなぁ。」
潤に向かって手を伸ばすと差し出してきたのでそのまま握ってやる。
潤「ああーっ、い、いた〜い。やぁーっ。」
突然大きな声出すからこっちがビクってしちゃったよ。
智「ごめんごめん。そんなにここ痛い？」
翔「左の脇腹？石かな？でも触らなかったらそんなに痛みひどい感じじゃないけど。潤、この辺りが痛いの？」
翔兄がなでるように左脇腹に触れても痛い痛いと身をよじる潤。
「力抜いてゆーっくり深呼吸してごらん、潤。口から吸ってー吐いてー。スーハースーハー。」
落ち着かせようと肩から腕にかけてゆっくりさすってやりながら深呼吸を促す。
翔兄が真剣な表情で潤のお腹を押さえている。
智「エコー持ってきてくれる？」
通りかかったスタッフに声をかける智兄。石ならエコーですぐに診断つくからね。
翔「ここだけ痛いの？他は触っても大丈夫？」
そう言いながら腹部全体を触ってるんだけど、どこを触っても苦悶の表情を浮かべる潤。
潤「痛いのぉ、痛い〜痛い〜。やぁーっ。」
翔「全部痛いの？どこが一番痛い？」
潤「痛いの〜。やぁー。あっち行ってー。もうやだぁ..ふぇ、ふぇ、うゎ〜ん。」
あーあまた泣き出しちゃった。振り出しに戻った感じ。
そこにスタッフがエコーを運んできてくれた。
智「さっき痛がった左の脇腹だけ見ちゃうね。石じゃなさそうだけど念のため。潤、動かないでねーちょっとゼリーつけるから冷たいけど、何でお腹痛いか智兄が探してあげる。」
ティッシュで潤の涙を拭きながら頭をよしよししている翔兄は困った顔をしている。
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作者名：ルパン
| 作成日時：2014年7月7日 21時
