体調不良(潤)5 ページ5
智サイド
「智兄にお腹診せてくれる？」
服も乱れまくってシャツもくしゃくしゃになっている。
潤「やーっ。電話待ってたのに..ぐすん。」
「ごめんー潤。熱何度だったの？身体結構熱いよ。まあこれだけ大きい声出して暴れてるから仕方ないかもだけど。」
動き回る潤のお腹に手を置くと汗ばんでいる。
翔「救急到着時で37度9分。もう一回測ろうか。ちょっと耳に体温計いれるよー。」
潤「やぁ〜っ！」
何をやろうとしてもプンプンに怒っちゃってる潤は抵抗して見せる。
まぁ僕たちが悪いんだけど...体に負担かけたくないから早く診せて欲しいなぁ。
翔「動かないよー。すぐだからね。よいしょっと。」
和「何度？」
翔「38度。まあ変わってないけど、38度あると身体だいぶしんどいだろうな。潤、智兄にお腹診てもらおうなぁー。」
翔が優しく肩を押さえようとしても全力で拒否。
あんまり動くと点滴漏れちゃわないか心配だよ。入れなおすって言ってもまさかこの状態の潤が素直にさせてくれるとも思わないし。
とりあえず落ち着くの待とうか。
「わかった、わかった。じゃお腹診る前にお話しようか潤。電話くれたの朝10時くらいだったよね？お腹痛くなったのもそれくらい？」
椅子をベッドサイドに引き寄せて座り手を握りながら優しく話しかける。
ぐすんぐすんと鼻を鳴らしながら泣いている。
潤「痛かったの..トイレ何回も行ったの。」
「下してる？」
首を横に振る。
「痛いだけ？吐き気はない？」
潤「吐かない。」
「急に痛くなり出した？どの辺りが痛い？」
少しずつ落ち着いてきた。
和がお水を持ってきてくれた。ストローを咥えさせてもらってチューっと吸っている。
熱もあるしあれだけ声出して動いたら喉も渇いてただろうね。
潤「夜から変だったの..痛いぃぃー。」
そう言ってまた身体を丸めてしまった。
翔が背中を優しく撫でてやっている。
こうやって手を握ったり身体に触れてあげることで落ち着けるし楽になることもあるからね。
「採血した？まだデータでないかな？」
翔「もう少しかかるかな。緊急で頼んでないから。」
「そうか。だいぶ痛いみたいだけどどの辺なのかなぁ痛いの。」
和「潤、智兄がねポンポンのどの辺りが痛いのか教えて欲しいなーって。」
潤「和兄電話出なかったもん。何回もかけたもん、潤くんトイレからかけたのに...」
まだ機嫌直ったわけではなさそうだね。
ううぅ、うううと身体を小さく丸めている。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 677人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ルパン
| 作成日時：2014年7月7日 21時
