体調不良(潤)4 ページ4
和サイド
「あ、智兄、救急行くところ？」
翔兄から潤が発熱と腹痛で院内で倒れて救急に運ばれてきたと連絡があった。
やっぱり具合悪くて助け求めてたんだ...
早足でセンターに向かってる途中に智兄と合流した。
智「僕、潤から連絡もらってたんだよね。でもバタバタしてて後からかけなおすねって言ってそのまま忘れてた...」
「智兄も？俺も。何度も不在着信あったんだけど、今日、本当に忙しくてさ。」
2人顔を見合わせて、あーやっちゃったねって。
多分、ここ最近俺とか翔兄から具合悪いときはすぐに言うようにって何度も言われてたから、頑張って連絡してきたんだろうに...
智「和にも連絡してたんだ。なんか悪いことしちゃったなぁ..翔に怒られてなかったら良いけど。また倒れるまで無理してーーー！って。」
ほんとだ。それが一番怖いよ。
頑張って連絡してきたのに、それを知らない翔兄がお説教。
そんなことになったら潤...きっと機嫌損ねて手つけれなくなっちゃう。
救急センターに到着するとすでに潤の大きな泣き声が聞こえてきた。
翔「ちょっとーーじっとしなさいって言ってるだろー。お腹痛いんでしょー。」
だいぶ翔兄てこずってるなぁ。
声の聞こえるほうへ向かいカーテンを開けるとベッドの上で身体を丸めてイヤイヤと左右にゴロゴロしてる潤と手を焼いている翔兄。
智「じゅ〜ん、お腹痛いのぉ？」
翔「あー智兄と和、来てくれたのねー。食堂の前あたりで倒れて運ばれてきたの。発熱と腹痛。でも全然ちゃんと診させてくれないからわかんない。結構痛そうなのが気になるんだけど。」
「実はさー翔兄、俺も智兄も潤から連絡もらってたの、何度か...でも忙しくて、聞いてあげられなくてさ。もしかしてお説教した後？ってそうだよね、このぐずりようみる限り。」
翔「えー？まじ？俺んとこには何も言って来なかったよー。」
潤のことだから忙しい救急の翔兄の手煩わせたら悪いと思ったんだと思うなぁ。
潤「皆きら〜い、あっち行ってよー。もうやだぁーーっ。きらいーきらーい！」
智「大きい声出したら余計お腹痛くなっちゃうよ。ごめんねー電話くれたのにちゃんとお話聞いてあげれなくて。」
潤「ぐすん、ぐすん。電話待ってたのに...待ってたもん潤...お腹痛いのに我慢して、ふえっふえっ、うわぁ〜んうわぁ〜ん。」
あーあーどうしよっか。
3人で見詰め合うも良い考えが思い浮かばない。
とりあえず診察しなきゃ薬も投与できないし。
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作者名：ルパン
| 作成日時：2014年7月7日 21時
