インフルエンザ(智)4 ページ4
翔サイド
当直が終わりロッカーで着替えを済ましたときに雅から連絡があった。
智兄が高熱を出して苦しんでるらしい。
「わかった。いいよ救急連れてきてくれて。俺、家帰らないでこのままセンターで待ってるね。」
もう一度スクラブに着替えるのは面倒だし、勤務中でもないから私服のままでいいか。
とりあえず聴診器だけ手に持って救急の待合の空いてるソファに腰を下ろす。
高熱ってどうしたのかな？
季節はずれのインフルエンザとか？でも救急でインフルエンザの患者さんほとんど診てないし。
過労の熱にしては39度弱て高い気がするし。
胃腸炎だったらかわいそうだなー。熱にプラス、これから吐いて下して...
とりあえず輸液入れて後は対症療法するしかないだろうけど。
外を見ながら待っていると車を降りてくる潤と和の姿が見えた。
和が潤の背中に手を回してるみたいだから、おそらく潤が智兄をおぶってるんだろうなー。
自分で歩くのも辛いのかー、かわいそうに。
「待ってたよー。どうしたの智兄？いつから具合悪かったの？」
潤の背中でぐったりしてる智兄に話しかけるけど返事が返って来ない。
和「38度8分。アセトアミノフェンとバファリン飲ませたんだけど、あんまり効いてないみたい。頭が痛いって言ってた。体のあっちこっちも痛いみたいだけど。」
潤「もう中に連れていっても良いの？ここで待ってたほうが良い？」
「昨日救急搬送そんなに多くなかったらベッド空いてる。中に連れてってあげてくれる？ありがとうな潤。」
ベッドに寝かされた智兄は目を開けないまま、ウンウン唸っている。
耳に体温計を入れて測ると38度6分。薬効いてないね。これじゃ体が辛いだろう。
「和、潤、ありがとう。早く行かないとお前たちも遅刻するといけないから。後は俺が面倒見てるから大丈夫だよ。」
心配そうな顔をしている2人だけど仕事遅れるわけには行かないから、じゃ行ってきますと言って出て行った。
「さてと、とりあえず熱下げなくちゃね。お薬飲んだけど効いてないから点滴入れて座薬入れるよ。それで様子見ようか。」
反応がないとわかっていても無言で処置するのは気が引けるからね。
ベッドで丸まってる智兄の腕を取り血管を探す。
だいぶ皮膚乾燥してるな。この分だと昨日の夜あたりから熱あったんじゃないかなー。
智「翔...」
「うーん？どうした？今ね、点滴入れれそうな血管探してるからねー。」
智「...翔。痛い...」
うわ言のように俺の名前を呼ぶ智兄。
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まなみ(プロフ) - いつも楽しく見させてもらってます。相葉ちゃんの話が書かれるのを楽しみにしています (2013年11月5日 5時) (
レス) id: 0de3c7665c (このIDを非表示/違反報告)
まろ(プロフ) - 更新されるたんびにワクワクしてみてます！ (2013年10月27日 20時) (レス) id: 9ef67c3f29 (このIDを非表示/違反報告)
はるな(プロフ) - 移行おめでとうございます♪ いつも読ませてもらってます( ´ ▽ ` ) 応援してます(^^) (2013年10月27日 19時) (レス) id: 8a0170ced6 (このIDを非表示/違反報告)
SKY-RAIN26(プロフ) - １日に沢山の更新お疲れ様です(⌒∇⌒)毎日ほんわかしながら楽しく読ませてもらっています。無理はせずに☆ずっと応援しています。o@(^-^)@o。 (2013年10月27日 19時) (携帯から) (レス) id: 82f7d74dc4 (このIDを非表示/違反報告)
きあら(プロフ) - 頑張ってください！いつも楽しみにしています！ (2013年10月27日 18時) (レス) id: 5cc6fe5197 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルパン
| 作成日時：2013年10月27日 18時
