扁桃腺炎(潤)10 ページ30
和サイド
パンツを下げようと手をかけると何をされるかわかったのか、大きな声で泣き出した潤。
「一瞬だけだから。10秒だけ。それだけ頑張ったらもう嫌なことしないよ。」
背中を擦りながら声をかけてるんだけど、潤の耳にはまったく届いてないようだ。
潤「いやーだー。んんんんんーーー。やーー。痛いー。ぐぅぅぅぅ。」
ほとんど言葉になってないんだけど...
翔「早く入れちゃって。」
翔兄にそう言われて動く潤の腰を押さえながら肛門に座薬を挿入する。
「あー力入れないでー潤。入んないで出てきちゃうから。」
そう言ってもうーん、うーん、と力を入れっぱなしの潤。
仕方ないから奥のほうまで突っ込んで、少し溶けるのを待つことにする。
無事に入った後には潤はぐったりして荒い呼吸をしている。
***********
救急センターのベッドの上でぐったりして丸くなってる潤。
そこに血液検査の結果を持った翔兄が戻ってきた。
翔「白血球17000、CRP12。入院だね。こりゃ体しんどかったわけだよ。ちょっと喉見ておきたいけど寝てるよねー今。扁桃腺腫れすぎて呼吸困難にならないか心配。」
「まあ呼吸は荒いけどしっかりできてそうだけどね、見てる分には。寝てるのか、起きてるけど体動かすほど体力がないのかわかんない。それにしてもひどい数値だね。だいぶしんどいわけだ。」
翔兄がベッドに腰掛けて潤に話しかける。
翔「潤、まだだいぶしんどいなー。抗生剤の点滴と解熱剤入れてるからもうちょっと頑張れよー。口開けられそう？ちょっとだけ喉見せてくれる？」
潤「んんんーー..」
寝てはなさそうだけど、体が思うように動かないらしい。
翔「そのままで良いから口だけちょっと開けて？」
ベッドから下りて寝ている潤の顔辺りで前かがみになり舌圧子とペンライトを構える翔兄。
潤「うううーー...んん...」
全然口開ける気配ないんだけど、と思ってると翔兄が舌圧子をギュッと潤の唇の間に滑り込ませ無理やり口を開かせた。
強引だなと思ったけど、子供診るときとか救急のドクターだと時々力づくで診察進めることあるからね。
そうすることが結果患者さんのためになるから。
潤「ああああーー！いたーーい..ばかーー。」
馬鹿って...さすがに言葉がすぎるよ、潤。
でもそんな言葉にも全然動じず一瞬で喉を診た翔兄。さすが。
翔「左側、膿たまってそう。こりゃ痛いわけだ。」
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まなみ(プロフ) - いつも楽しく見させてもらってます。相葉ちゃんの話が書かれるのを楽しみにしています (2013年11月5日 5時) (
レス) id: 0de3c7665c (このIDを非表示/違反報告)
まろ(プロフ) - 更新されるたんびにワクワクしてみてます！ (2013年10月27日 20時) (レス) id: 9ef67c3f29 (このIDを非表示/違反報告)
はるな(プロフ) - 移行おめでとうございます♪ いつも読ませてもらってます( ´ ▽ ` ) 応援してます(^^) (2013年10月27日 19時) (レス) id: 8a0170ced6 (このIDを非表示/違反報告)
SKY-RAIN26(プロフ) - １日に沢山の更新お疲れ様です(⌒∇⌒)毎日ほんわかしながら楽しく読ませてもらっています。無理はせずに☆ずっと応援しています。o@(^-^)@o。 (2013年10月27日 19時) (携帯から) (レス) id: 82f7d74dc4 (このIDを非表示/違反報告)
きあら(プロフ) - 頑張ってください！いつも楽しみにしています！ (2013年10月27日 18時) (レス) id: 5cc6fe5197 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルパン
| 作成日時：2013年10月27日 18時
