扁桃腺炎(潤)9 ページ29
翔サイド
和と遅い夕食を食べていた。
カレーを解凍して、簡単なサラダを和が作ってくれて。弟たちは本当に器用だなと思う。
「潤、大丈夫かな？ご飯食べ終わったら起きないうちに座薬入れちゃおうよ。」
和「そうだね。体力消耗しちゃうしできれば朝まで寝て欲しい。」
すると2階から泣き声が聞こえてきた。
「潤、起きちゃったね。あんな大きな声出したら喉余計に痛くなると思うけど。」
和「起きて誰も側にいなかったから拗ねて泣いてるんだと思うよ。泣いたらすぐにどうしたのーて誰かが飛んで来てくれるからね。」
慌ててカレーを一口だけ口の中に入れて潤の部屋に向かう。
部屋に入ると、ワーワー泣いたせいで涙で顔がぐしゃぐしゃになっている。
折角の男前が台無しだ。
「どうしたのー潤？大きな声出したらしんどいでしょー。」
ベッドの上で丸くなって、ヒックヒックしゃくりあげて泣いている潤の背中をさすってやる。
潤「...ひっく、ひっく、はぁはぁはぁ、痛い...」
「ゆっくり息してごらん。苦しくなっちゃうよ。起きたら誰も居なくて嫌だったの？ごめんなー。もう朝までずっとここにいるからね、安心してよ。」
潤の体はまだまだ熱くて全然熱が下がった様子はない。
「お熱測ろうねー。お布団ちょっと捲くるよ。寒いことない？」
潤「ふぇーん、ひっくひっく...んんーー。いたーい。」
布団の中もかなり熱がこもっている。
「泣かない、泣かない。お熱上がっちゃうよー潤。ほら、ちょっと汗も拭かなくちゃね。」
体温計を挟むときにタオルで体を拭いてやる。
「ちょっとの間じっとしてような、潤。」
そう声をかけても、熱と喉の痛みとで、もう完全に赤ちゃん化した潤は言うことを聞かない。
首をイヤイヤふって、また俺の腰あたりに抱きついてくる。
体温計落ちちゃうよ。
和「座薬持ってきたよ。その分じゃ熱全然下がってないどころか悪化してそうな感じだね。」
この潤にどうやって座薬入れるのさ...
体温計が鳴ったので取り出すとまさかの38度9分。
「38度9分もあるよ潤。どうしようか。今から病院連れて行こうか。このままだと朝まで眠れそうにないし。とりあえず座薬だけ入れて、病院で抗生剤の点滴始めよう。」
俺の腰に回している潤の手を掴んで、和に足の上に乗っかるように言って、動けないようにする。嫌なのはわかってるけど熱少しでも下げないとね。
和「潤、動かないでよー。今すごくしんどいでしょ？お薬で楽にしてあげるからねー。」
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まなみ(プロフ) - いつも楽しく見させてもらってます。相葉ちゃんの話が書かれるのを楽しみにしています (2013年11月5日 5時) (
レス) id: 0de3c7665c (このIDを非表示/違反報告)
まろ(プロフ) - 更新されるたんびにワクワクしてみてます！ (2013年10月27日 20時) (レス) id: 9ef67c3f29 (このIDを非表示/違反報告)
はるな(プロフ) - 移行おめでとうございます♪ いつも読ませてもらってます( ´ ▽ ` ) 応援してます(^^) (2013年10月27日 19時) (レス) id: 8a0170ced6 (このIDを非表示/違反報告)
SKY-RAIN26(プロフ) - １日に沢山の更新お疲れ様です(⌒∇⌒)毎日ほんわかしながら楽しく読ませてもらっています。無理はせずに☆ずっと応援しています。o@(^-^)@o。 (2013年10月27日 19時) (携帯から) (レス) id: 82f7d74dc4 (このIDを非表示/違反報告)
きあら(プロフ) - 頑張ってください！いつも楽しみにしています！ (2013年10月27日 18時) (レス) id: 5cc6fe5197 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルパン
| 作成日時：2013年10月27日 18時
