扁桃腺炎(潤)2 ページ22
和サイド
リビングに入ると雅が一人でご飯を食べていた。
「ただいまー。潤はどうしたの？」
雅「なんか疲れたから寝たいって。冷凍のカレー解凍して食べてって言ってたよ。」
潤が疲れたっていう時はたいがい調子の悪いときなんだけど。
多分、聞きだすのが怖かったパターンだろうな。
「具合悪そうじゃなかった？潤が寝たいとか疲れたっていう時って無理して体調悪いの隠そうとしてること多いでしょ？もうちょっと気にかけてあげてよー。雅はお兄ちゃんなんだからー。」
そういうとカレーといっぱい口に頬張ったまま話す雅。
雅「だってー潤怖いんだもん。これ以上聞くなオーラっていうか、何聞いても、うん、大丈夫とか、平気とかばっかりでさ。でも喉が気になるのか咳払いしてたよ。」
「そうなの？熱はなさそうだった？」
雅「さぁ？」
さぁって雅もドクターなんだからパッと見たら大体熱あるかないかくらいわかりそうなもんなのに。
多分、お腹空いてたんだろうな。
お腹空いてるときの雅は頭の中食べることしか考えてないから...
「もうーもうちょっとしっかりしてよー。お前だって立派なドクターなんだからさー。病院ではすごい優秀な先生だってあっちこっちで聞くのに。お腹空いてると食べ物のことしか考えられないんだもん、雅は。」
雅「だってーお腹空いてたんだもんー。」
まあ一日オペで立ちっぱなしだと体力も精神力も使い切るか。
「まあいいや、じゃ俺ちょっと潤の様子見てくるね。」
階段をのぼり潤の部屋のドアをノックする。
潤「んー？」
あ、寝ないで起きてるんだ。喉痛くて寝れないのかな？
「あー俺だけど、ただいまー。開けていい？」
潤「んー。」
さっきから、んーしか言ってないけど、まあいいや。
「どうしたの、潤。雅が疲れたから寝たいって言ってたって話してたけど、寝てないね。」
なんとなく目が潤んでる気がしないでもない。
ベッドから起き上がる気配もないし体しんどいんだろうね。
潤「ううっん..」
「喉痛いの？風邪引いたのかな。」
思い切ってベッドに腰掛けて首すじに触れてみる。
怒るかなーと思いきや案外素直だな。
「ちょっと熱ありそうだね。喉見せてみ。ほら、あーーん。」
ライトがないから良く見えないなー。
体温計取りに行くついでに持ってこようか。
「体温計取ってくるからちょっと待っててね。喉痛いなら痛み止めももってくるけど？」
潤「要らない。」
まあ本人が要らないならいいか。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 493人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まなみ(プロフ) - いつも楽しく見させてもらってます。相葉ちゃんの話が書かれるのを楽しみにしています (2013年11月5日 5時) (
レス) id: 0de3c7665c (このIDを非表示/違反報告)
まろ(プロフ) - 更新されるたんびにワクワクしてみてます！ (2013年10月27日 20時) (レス) id: 9ef67c3f29 (このIDを非表示/違反報告)
はるな(プロフ) - 移行おめでとうございます♪ いつも読ませてもらってます( ´ ▽ ` ) 応援してます(^^) (2013年10月27日 19時) (レス) id: 8a0170ced6 (このIDを非表示/違反報告)
SKY-RAIN26(プロフ) - １日に沢山の更新お疲れ様です(⌒∇⌒)毎日ほんわかしながら楽しく読ませてもらっています。無理はせずに☆ずっと応援しています。o@(^-^)@o。 (2013年10月27日 19時) (携帯から) (レス) id: 82f7d74dc4 (このIDを非表示/違反報告)
きあら(プロフ) - 頑張ってください！いつも楽しみにしています！ (2013年10月27日 18時) (レス) id: 5cc6fe5197 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ルパン
| 作成日時：2013年10月27日 18時
