いよいよ?6 ページ12
翔サイド
Aの様子がおかしい。目を閉じて眉間に皺を寄せて少し苦しそうだ。
インプラノンを無事に抜き取った山下も少し心配そうだ。
山「ほんとだ、ちょっと頻脈気味ですね。血圧もちょっと下がってるかな。」
手首を掴みながら話す山下。
「A、A、どしたー。わかるー？目開けてこっち見てごらん。」
少し大きめの声で話しかけると目を開けたA。
あーもうびっくりしたー。
「どした、気持ち悪くなった？」
A「胸の辺り変な感じする...」
そう言って横を向いて体を丸めるA。
山下が慌てて切開箇所に当ててあったガーゼをテープで留める。
山「血圧計取ってきますね。A、吐き気はしない？」
首を横に振るA。多分動悸で胸のあたり不快感するのかな。
呼吸もしっかりしてるし会話もできるから、まあ大丈夫だと思うけど。
そこに血圧計を持った山下が戻ってきた。
山「そっちの腕で測ってもらえます？こっち切開箇所、ちゃんとガーゼ当てなおすので。A、楽な姿勢で居ていいけど、ちょっとの間動かないでよ。」
Aの細い右腕にカフを捲きつけて圧を加えていく。
「86/46。まあこんなもんなら大丈夫じゃないかな。頭ぼーっとするA？」
A「大丈夫。でも、胸が...」
やっぱり胸に不快感があるのかカフを外した手を胸にもっていく。
念のため心音聞いておいたほうが良いかなと思って
「ちょっと手どけてくれる？心臓の音聞いておこうね。」
すると山下がAの手を握って胸から離してくれた。
ブラウスのボタンを外し聴診器を胸に押し当てると、ドクドクドクと速い鼓動が聞こえてくる。
速いだけで雑音もないしリズムも問題ないから動悸が治まれば問題なさそうだ。
「ドキドキしてるけどこのまましばらくここで寝てたら多分自然に治まると思うから、ちょっとの間大人しくしててよA。ゆっくり深呼吸したら落ち着いてくると思うよ。」
目を閉じてゆっくりと深呼吸を始めたA。
体の力も抜けてきたみたいだ。手首に触れるとまだ速いけどさっきよりかは落ち着いた脈を感じることができる。
「どう？落ち着いてきた？他に具合悪いところない？」
A「うん、大丈夫。」
その返事を聞いて山下も安心した表情を見せる。
良かった、薬へのアレルギーでショックに陥ったりしたらそれこそ救急騒ぎになってたよ。
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まなみ(プロフ) - いつも楽しく見させてもらってます。相葉ちゃんの話が書かれるのを楽しみにしています (2013年11月5日 5時) (
レス) id: 0de3c7665c (このIDを非表示/違反報告)
まろ(プロフ) - 更新されるたんびにワクワクしてみてます！ (2013年10月27日 20時) (レス) id: 9ef67c3f29 (このIDを非表示/違反報告)
はるな(プロフ) - 移行おめでとうございます♪ いつも読ませてもらってます( ´ ▽ ` ) 応援してます(^^) (2013年10月27日 19時) (レス) id: 8a0170ced6 (このIDを非表示/違反報告)
SKY-RAIN26(プロフ) - １日に沢山の更新お疲れ様です(⌒∇⌒)毎日ほんわかしながら楽しく読ませてもらっています。無理はせずに☆ずっと応援しています。o@(^-^)@o。 (2013年10月27日 19時) (携帯から) (レス) id: 82f7d74dc4 (このIDを非表示/違反報告)
きあら(プロフ) - 頑張ってください！いつも楽しみにしています！ (2013年10月27日 18時) (レス) id: 5cc6fe5197 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルパン
| 作成日時：2013年10月27日 18時
