兄達はスーパードクターズ2 (ページ22)

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健康診断6 ページ22

Aサイド

A「うん、なんか今朝2回ほど
胸が一瞬だけドキっと詰まるような感じがしたの。
でもほんの一瞬で治まったから平気と思って」

そうこうしてると、玄関で音がして翔兄と潤兄が帰ってきた。
リビングに入ってきた2人は
聴診器を首からぶら下げた智兄と、身体を支えてくれている和兄を見て

翔「あれ、Aやっぱり今朝から具合悪かったの？」

潤「どうしたの？風邪でも引いたか、A」

智兄と和兄が詳しく状況を説明している。

翔「なるほどー。今朝、じゃ一瞬脈飛んだ感じがしたんでしょ？
それで詰まったみたいに思って、胸気にしてたのかー。
大丈夫だよー、心配しなくても。
和の言うとおり、ほとんどの場合、期外収縮は生理現象みたいなもので
治療の対象にならないから。」

と言って、翔兄は智兄が首からぶらさげいる聴診器を取って
服の上から軽く当ててきた。
しばらく数箇所聞いていたけど、

翔「大丈夫そうだよ。」

と言った。

潤「もし本当に病気だったら、これだけ周りに医者がいて
今まで誰も気づかなかったってことないはずだから。
Aの周りにはいつも5人のスーパードクターたちがいるんだよー。」

皆に大丈夫だと言われ不安も和らいできた。

数日後に受けた心電図と心エコーでも特に異常は見つからず
無害性のものだから心配することはないでしょう、とのことだった。

あー良かった、何もなくて。

ふー。やっぱり健康診断は嫌いだな。