兄達はスーパードクターズ2 (ページ44)

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便秘(翔)3 ページ44

翔サイド

雅が外科について熱弁している後姿を見つめながら、
まだ便秘のことを言うべきか否かを考えていた。

そしたら智兄が、一緒にロールケーキを食べようと誘ってきた。
大好きだー！甘いもの。
でも今の俺の腹にはロールケーキは大丈夫だろうか。

そして潤がコーヒーを淹れてくれるって。しかも濃い目で。
確かに潤が淹れてくれるちょっと濃い目のコーヒー美味いもんなー。

でも同じ疑問が浮かぶ。

今の俺の腹に濃い目のコーヒーを飲む、ということは大丈夫なんだろうか。

まあとりあえず様子見ながら少しずつ食べたら大丈夫だろうな。

それに、もし痛みが強くなってきたらそのときに皆に言えばいいか。

「おう、美味そうなロールケーキだねー。
さすが潤はこういう洒落たもん良く知ってるよなー。
若い女性患者さんにモテモテだったりしてー。」

雅「俺だってモテモテだよー、おじいちゃん、おばあちゃんに。
若い女性の患者さんなんてめったに来ないなー。
若い男の子は骨折だったりで来ることあるけど」

智「僕もまーまーいるかなー、若い女性の患者さん。
消化器内科で若い女性の患者さんと言えば？」

雅「便秘でしょー。」

潤「便秘だったらうちも負けてないと思うよ。
やっぱり生理中ってホルモンの関係で便秘になりやすいから
皆苦労してるよ。しかも毎月のことだもんねー。
Aとかはどうなんだろうね。便秘とかしてるのかな？」

智「僕は聞いたことないけど、さすがに恥ずかしくて言えないんじゃない？
智兄、便秘だから助けてーって。
きっとこの間みたいに薬局で自分で薬買って飲んでるよ」

俺が放った若い女性の患者さんという言葉から
なぜか便秘トークが始まってしまった。

自分から話しておいてなんだが、なんとなく気まずい。