【ブルーロック】冴くんのにゃんこ。【糸師冴】

impatiens ページ34

とある日。


冴くんは部屋の掃除をしている。誰か来るのかな。


『にゃー？』


鳴き声で問いかける。


「今掃除してるからあとでな、ってまた毛落ちてる。これきりねぇな……。」


なんかすいません。でもそんな目でこちらを見るのはやめていただきたい。


こっちだって好きで毛ばらまいてるワケじゃないんです。ほんとに。


ピンポーン、とチャイムが鳴る。


冴くんの後を追って、玄関まで走る。


ドアを開けると、どこかで見たことのある触覚のような髪の毛がちらっと見えた。


これはもしや……


「遊びに来たぜ♪」


うわぁぁぁ！本物の(？)士道龍聖だ！！！


「おー、猫ちゃん飼ってんの、可愛いねぇ♪」


急に抱きかかえられたかと思うと、クルクル回られる。


目が……まわる……


「おい、そこら辺にしてやれ。」


冴くんが止めに入ってくれた。


この2人……数年後でも仲良いんだね、私泣きそう((


そのまま2人を追いかけてリビングへ。


冴くんがお茶をいれている間に、士道くんと遊ぶ。


実は私の中で士道くんって現実で会ったらやばそうランキング1位だったんだよね((


でも今こうして遊んでくれてるし、猫には普通なのかもね。


しっぽを掴まれる感覚がして振り返る。


見ると士道くんは私のしっぽを持ち上げていて、一言。


「ふーん、Aちゃんはメスなんでちゅね。」







……やっぱ前言撤回！！！



フシャー、と最大級の威嚇をして、猫パンチ1発決めました。


＊＊＊
impatiens→インパチェンス。花言葉は「鮮やかな人」。


＊＊＊

リクエストの順番前後してしまって申し訳ありません🙇‍♀️


今後の展開的にこれを一番最初にしたかったので。


リクエストありがとうございました！

grand crinum lily→←pentas

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