【ブルーロック】冴くんのにゃんこ。【糸師冴】

epimedium ページ3

体を起こして、どこかへ向かう冴くん。


とりあえずついていく。


はじめは少しビビっちゃったけど、これは夢なんだから、満喫しないとね。


『にゃー。』


冴くんって前髪おろしてるときこんな感じなんだ……なんか可愛い。


洗面台のある部屋につく。


周りに置かれている家具たちを眺める。


すごい、夢の中なのにひとつひとつメーカーとかが見える。


私ってインテリアのセンスがあるのかもしれない。


自分はどんな猫なんだろう、と思って洗面台に飛び乗る。


鏡には、自分で言うのもなんだけど……とてもかわいらしい子猫がうつっていた。


くりくりのおめめに、思わず触りたくなるような毛並み。


『にゃぁ……。』


感嘆の声も、鳴き声になってしまってなんか面白い。


「おい、行くぞ。」


持ち上げられて、ぴーんと足が伸びる。


そんな私を見て冴くんは足どうなってんだよ、と笑ってきた。そんなんこっちが聞きたいわ。


お皿の前におろされて、ご飯なんだな、と理解する。


ザザー、とお皿にご飯が注がれる。


なんか……今までカリカリに興味がわいたことなんてなかったけど、おいしそう。


夢中で食べる。


冴くんはそんな私を満足そうに見た後、どこかへ歩いていった。多分キッチンかな。


そういえば、私今、ご飯食べちゃったよね……。


もしかしてこれ、






夢じゃなくて現実……？

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epimedium→イカリソウ。花言葉は「人生の出発」。

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