【ブルーロック】冴くんのにゃんこ。【糸師冴】

fringed iris ページ11

カメラマンさんと別れて、家に帰る。


思いっきりジャンプして窓の中に入ると、うまく足を使って窓を閉め、カギをかける。


泥棒とか入ってきてないよね、いたら猫パンチ決めますよ？


部屋の中を見て回る。たぶん大丈夫。


「ただいま。」


やば、冴くん帰ってきた！


にゃん、と何もなかったかのような顔をして、お出迎えする。


「お前なんか隠し事してるだろ。いつもそんなよそよそしくねぇ。」


勝手にエサ食べたのか？と疑いの目を向けられる。


さすがに糸師冴は騙せなかったか……。


「あれ、減ってないな……。もしかして……調子悪いのか？」


ずい、っと近寄って私の様子をうかがってくる冴くん。


さ、さすがに……





近い！！！


『にゃあ!!』


気づいたときには時すでにすごく遅し。


猫パンチを冴くんの顔に決めてしまった。


「ってぇ……お前、自分が何したかわかってるよな……？」


うわぁぁぁぁごめんなさぁい！！


冴くんからどす黒い怖そうなオーラが出てる……なんか原作でもこういうのあったような……。


これで泣かない凛ちゃん強すぎんか。


勝手に外出たことも白状するし、猫パンチ決めたことも謝ります！


だから追いかけないでぇぇぇ！！


必死にキャットタワーのてっぺんにのぼる。


シャァ、と軽い威嚇。だけど冴くんは顔色一つ変えずに手を伸ばしてくる。


「ほら、あきらめて降りて来いよ。」


＊＊＊
fringed iris→シャガ。花言葉は「反抗」。

plumeria→←gloxinia

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