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おかえりなさい ページ49

予定時間2分前くらいにあの場所へ着くと、違う方から来たのか、ンダホと優菜もそこにいた。


私がンダホに意味有りげな笑みを送ると、ンダホは驚いたような照れたような顔をして、視線を逸らしてしまった。

かわいい。



そしてまもなく、優さんが登場する。



優さんが姿を現した瞬間、周りからは一斉に拍手のあら しが起きた。

当然、私たちもそれに加わる。



シルクは複雑な表情でその状況を見つめていた。

まあ無理もない。
恋敵なのだから。



心のこもった拍手がやっと収まると、優さんが口を開いた。



優「みなさま、この度はこのような場を設けて下さり、誠にありがとうございます。」


深く深く礼をし、また顔を見せる。


優「そして、私情によりこの世界だけではなく、国からも姿を消してしまったこと、深くお詫び申し上げます。」


また、深い礼。


優「今日この瞬間から、僕、武田優は、再び俳優としての道を歩いていきたいと思います。ご支援のほど、よろしくお願いします。」


そう言い終わった優さんは、晴れ晴れとした表情で真っ直ぐ正面を見つめていた。


私が思わず拍手をすると、それに乗じて再び拍手のあら しが起こる。

少し恥ずかしかったが、何故か勝ち誇ったような気持ちになった。


それにしても相変わらず、シルクは若干好戦的な態度で私の隣に立っている。

やれやれ、と思ったが、私はシルクにしか興味が無いのできっと大丈夫だろう。



一通り挨拶などが終わり、優さんもこの場を去る頃になった。

数名の関係者に連れられ、優さんが招かれた者達の間を通っていく。


そして最後に通ったのは、私とシルクの間。


するとその時、すれ違いざまに優さんがシルクに何やら耳打ちをした。

一瞬にして、シルクの顔つきが変わる。

一体、何を言われたのだろう。


そんなことは当然今この場で聞ける訳もなく、優さんの背中とシルクの顔を交互に見ることしか出来なかった。

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設定タグ:Fischer's , フィッシャーズ , シルクロード   
作品ジャンル:恋愛
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未人(プロフ) - くるるMAさん» おおw早いw頑張ります!w (2018年1月3日 18時) (レス) id: c2cac711d1 (このIDを非表示/違反報告)
くるるMA - スマホから!早速買ってもらいました!今年も妄想と更新頑張ってください! (2018年1月3日 16時) (レス) id: cfcd9e6d3d (このIDを非表示/違反報告)
くるるMA - 前にやってたやつ的なやつか…リベンジしてみるわ。忙しいのに返信ありがと (2017年12月13日 20時) (レス) id: 8a6d8ed592 (このIDを非表示/違反報告)
未人(プロフ) - くるるMA さん» そうねぇ...やっぱRPGのパロじゃない? (2017年12月12日 19時) (レス) id: c2cac711d1 (このIDを非表示/違反報告)
くるるMA - タブレットから。久々に来たら結構更新されててびっくり。全然関係ないんだけど、私が小説を書くならどんな小説がいいと思う? (2017年12月12日 18時) (レス) id: 8a6d8ed592 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:未人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/mijinnhomupe/  
作成日時:2017年4月29日 20時

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