お前の弱点 ページ43
シルクに見せるなって書いてあったなどと言えば無理やり見られるのは目に見えているので、言い訳を瞬時に考えた。
「えっとね、私が前優さんと話した時にやったゲームの事が書いてあって、それでね、私が珍回答してめちゃくちゃバカにされたからっていう話だったの」
自分でも何を言っているかわからなくなっていると、当然シルクは気が付くのだった。
私が嘘をついていることに。
シルク「見せろ」
「やだむり」
シルク「いーから見せろって」
「無理だって言ってるでしょ」
シルク「あーもう、仕方ねぇな」
そう放ち、シルクは突然私に近付いた。
避ける暇も与えられないまま、唇と唇が触れ合う。
そのまま口内には柔らかいものが侵入し、私は立っていられないほどの快感を覚えた。
シルクの右腕が私の腰を支え、崩れ落ちるのは防がれた。
が。
私の右手の便箋は、あっさりと抜き取られてしまった。
シルク「お前の弱点なんて全部把握してんだばーか」
「ずるいよ……///」
液体の垂れた口元を拭って、私は言った。
シルク「とりあえず、見せてもらうかんな？」
「……はい」
こうなってしまっては、もう抗いようがない。
しかしまた抵抗すれば、今度はもっと過激になるだろう。
そう思うと、抵抗してみたくなった。
だが、真剣に手紙を読み始めたシルクを見て、その考えは頭の隅に寄せられた。
読み終わってから、シルクが初めに放った言葉。
シルク「……は？」
物凄いほどの殺気を感じて、私は後ずさりした。
「シルク、怖い」
シルク「いやいや待てよ。こいつ何言ってんの？Aは俺の嫁なんですけど？？？？」
今にも手紙を破り捨ててしまいそうなシルク。
破られては困るので、シルクが混乱している隙に奪い取った。
「おしまい！もういいでしょ！」
シルク「待ってろよ優……」
「ひっ」
普段明るい彼からは、想像もできないくらい怖かった。
「で？逆に、シルクのにはなんて書いてあったわけ？」
シルク「……っえ？」
私は聞き逃さなかった。
明らかに裏返ったシルクの声を。
「シルクこそ何か隠してるでしょ」
シルク「いやいや何もwさ、朝飯食おーぜー」
「おいちょっと待ちな」
シルク「……はい」
立ち去ろうとするシルクの服の裾を掴むと、意外と従順に従った。
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未人(プロフ) - くるるMAさん» おおw早いw頑張ります！w (2018年1月3日 18時) (
レス) id: c2cac711d1 (このIDを非表示/違反報告)
くるるMA - スマホから！早速買ってもらいました！今年も妄想と更新頑張ってください！ (2018年1月3日 16時) (レス) id: cfcd9e6d3d (このIDを非表示/違反報告)
くるるMA - 前にやってたやつ的なやつか…リベンジしてみるわ。忙しいのに返信ありがと (2017年12月13日 20時) (レス) id: 8a6d8ed592 (このIDを非表示/違反報告)
未人(プロフ) - くるるMA さん» そうねぇ...やっぱRPGのパロじゃない？ (2017年12月12日 19時) (レス) id: c2cac711d1 (このIDを非表示/違反報告)
くるるMA - タブレットから。久々に来たら結構更新されててびっくり。全然関係ないんだけど、私が小説を書くならどんな小説がいいと思う? (2017年12月12日 18時) (レス) id: 8a6d8ed592 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：未人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/mijinnhomupe/
作成日時：2017年4月29日 20時
