弱かっただけ ページ14
その日、この間の報告動画を出した。
付き合うことになった時でさえあった、批判コメ。
忘れられない、アスレチックでのアンチ。
他にもあるが、これらの経験から、私は軽い恐怖を感じていた。
「シルク」
シルク「んー？」
シルクが、さっきまで撮っていた動画の片付けを進めながら言った。
「私、怖い」
シルク「何が？」
私が呟くように言うと、シルクは作業の手を止めた。
そして、こちらと向き合う。
「またアンチとか批判コメとか来るんじゃないかって、怖い」
いつのまにか、私はうつむき加減だった。
慰めたりしてくれるのかな、なんて思っていると、シルクはふうん、と漏らして、再び手を動かし始めた。
期待していた訳ではないが、何も言ってくれないのでは私が相談した意味がない。
しかしここで「何か言って」と言うのも変だなと思ったので、溜め息を一つついて、諦めた。
が、時間差で、シルクが口を開いた。
作業の手は休めない。
シルク「お前はさ、批判とかアンチの何が怖いわけ？」
「何がって……傷付くじゃん」
私、間違ってないよね？
当たり前の事を言ったまでなんだけど……
シルク「傷付くんでしょ？じゃあ気にしなきゃよくね」
「でも、それができないから」
シルク「よく考えてみろって。わざわざコメントに書いてまでアンチとか批判するって、そいつらどんだけ暇なんだと思う？Aはその暇なやつらに付き合ってることになるけど」
シルクの諭すような口調に、私ははっとなった。
そうか。そういう考え方もあるのか。
どうして今までYouTubeをやる中で、そんな簡単な事に気が付けなかったんだろう。
今までの私は、リスナーさんを楽しませる事ができなかったからなんて建前を作って、事実を隠していたんだ。
本当は、私が弱かっただけなのに。
その事に私より早く気付いているシルクが、強く、そしていつもよりもカッコよく見えた。
「シルクありがと」
シルク「おう」
ちょうど、シルクの作業が終わった。
私は話してばっかりで、全然手伝えなかったな。
「作業全然手伝えなかったし……何かして欲しいことある？」
私が聞くと、シルクはうーんとしばし考えて、あっと声を上げた。
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未人(プロフ) - くるるMAさん» おおw早いw頑張ります！w (2018年1月3日 18時) (
レス) id: c2cac711d1 (このIDを非表示/違反報告)
くるるMA - スマホから！早速買ってもらいました！今年も妄想と更新頑張ってください！ (2018年1月3日 16時) (レス) id: cfcd9e6d3d (このIDを非表示/違反報告)
くるるMA - 前にやってたやつ的なやつか…リベンジしてみるわ。忙しいのに返信ありがと (2017年12月13日 20時) (レス) id: 8a6d8ed592 (このIDを非表示/違反報告)
未人(プロフ) - くるるMA さん» そうねぇ...やっぱRPGのパロじゃない？ (2017年12月12日 19時) (レス) id: c2cac711d1 (このIDを非表示/違反報告)
くるるMA - タブレットから。久々に来たら結構更新されててびっくり。全然関係ないんだけど、私が小説を書くならどんな小説がいいと思う? (2017年12月12日 18時) (レス) id: 8a6d8ed592 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：未人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/mijinnhomupe/
作成日時：2017年4月29日 20時
