宝物×宝物＝ part４

外国から ページ41

シルクと結婚して初めて身体を重ねてから１週間。


私たちは、シルクの家で新婚生活を送っていた。





結婚したことを芸能事務所とuuumの方に伝え、芸能事務所の方からは正式に、マスコミへの公表がされた。

その後、テレビでは私の歌手としての会見が放送され、日本全国に知れ渡った。




そしてそれは日本に限らず、こんな所からも……







シルク「A、なんか来てたわ」

「え？誰から？」




シルクに渡された茶色の封筒には、外国の切手がたくさん貼ってあった。



シルク「えっと…………っ!?」

「なになに見せて!!!!」

シルク「優って、……え？マジかよ」

「えっ!?優さん!?」



シルクから封筒を半ば強引に受け取り、急いで差出人を見ると、そこにはしっかりと『武田優』と書かれていた。




シルク「あの、優だよな？」

「多分そうだと思うけど……」



中身を切らぬよう、落ち着いてハサミで開けると、そこには数枚の便箋が入っていた。





「えっと、読むね？」

シルク「おー……」






『シルクさん、こんぺいへ

久しぶり。外国の優です。
急に手紙なんて出して、びっくりしたんじゃないかな？
俺は元気でやってます。

何故今これを出したかと言うと、まあ、貴方たちのニュースを聞いたからです。


この度は、ご結婚、おめでとうございます。
あんなに仲の良かったカップルが結婚したのは、俺も嬉しいです。


確かに、少しこんぺいに未練はない訳では無いですが……
今はそれよりも、二人を応援したいと思っています。


そしてもう一つ、今度は俺から報告があります。





来週、日本に帰ります。

俳優として再スタートを切るかはまだ決めていませんが、皆さんの笑顔がやはり忘れられませんでした。

ホームシックってやつかな？(違うかw)



とまあ、こういうことです。

日本に帰ったら、お二人にもお会いしたいと思っています。


突然のお手紙、読んでくれてありがとうございました。



武田優』






私が読み終えたあと、二人で顔を見合わせた。


「シルク……優さん帰ってくるよ……」

シルク「おう……え、やばいな」

「やばいよ！どうしよう好きですとか言われたのが最後だったんだけど!!!!」



私がそう言うと、シルクが小さく、「んなこと覚えてんなよ……」と言うのが聞こえた。



「シルク、焼きもち焼かないの。」

シルク「はあい」




最近は幸せ続きでちょっと怖いかも。

だめぇぇえええええ!!!!!!!!→←おあずけ？

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