宝物×宝物＝ part２

これからの日々を ページ46

優さんが芸能界から姿を消したことは、瞬く間に広まった。



私は何度か、どこに行ったのか手がかりを持っているということで、マスコミに話を聞かれそうになったが、シルクがそれから守ってくれた。



彼曰く、「初め付き合ったときに言ったろ、どんなにうぜぇマスコミがいても、俺が守るって」とのことらしい。



その時のシルクはとても冷静で、カッコ良かった。





優さんは、事務所の社長さんには言っていたらしく、幸い警察沙汰にはならずに済んだ。









シルク「お前、人気者だな」



「えぇ？w」


私の家に帰ったあと、シルクが私を前に座らせ、包み込むようにして言う。





シルク「俺には愛されるし、優さんには好きだったって言われるし、フィッシャーズのメンバーはお前の事仲間として大好きだし、優菜はあんなことしたにも関わらずお前と友達やってるし。」



あとフィッシャーズの中でもこんぺいファンだってリスナーさん多いし。YouTuberの中にもたくさんいるし。

とシルクは付け加える。



「んー、そうかな、私にはシルクの方が人気者に見えるけど」


シルク「っいや、それこそなんでだよw」



「バレンタイン30個貰った事ある人に褒められてもなぁと思って」



シルク「昔の話だろw」





それにしてもすごいな、30個って。



フィッシャーズ４倍くらいの人数でしょ。







そう考えてから、メンバーが四人ずついるのを想像して、ぷっ、と笑った。




シルク「何笑ってんだよ」


「いんや？何もw」









大切な人が離れたり、逆に仲良くなったり。




だんだん普通の日々に戻っていく事を信じて、この日は二人でまどろんだ。

ンダホside　今は違うよ→←消えた

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す