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マサイside 我に返れ ページ35

最近、シルクとAが一緒にいるところを見かけない。


前までは常に一緒にいて、見てる方が羨ましい程だったのに。



一体、何があったんだ?





マサイ「シルク」


シルク「ん?」



絶対何かあったくせに、何かあったからAと一緒にいないくせに


こいつはなんで明るく振る舞うんだよ



少しは仲間に弱いところ見せろ。





マサイ「お前、Aと何かあっただろ」


シルク「…」




やっぱりな。




マサイ「俺でよければ話聞くけど」




座椅子に座るシルクの隣に、腰を下ろす。





シルク「…Aが、俺と別れたいって、」



マサイ「…は?」






突然のことだった。


全く意味がわからない。






マサイ「ちょっと待て、あんなに仲良かっただろ」




シルク「…うん、まあな」




シルクの瞳が陰った。


うつむいて、ひたすら指を動かしている。





マサイ「Aから聞いたの?」



シルク「っいや、優菜から電話で言われて、Aに確認したら、俺の声、聞きたくないって」






なんだよそれ、



優菜さんが完全になんかしただろ



こいつはきっと、優菜さんと仲が良いから、疑うってことをしないんだ






マサイ「お前それ、騙されてる」



シルク「っえ?」





シルクはぱっとこちらを向いた。




マサイ「その優菜さんが嘘ついてるって、考えたこと無かったの?」



シルク「いやでも、Aだって俺の声聞きたくないって、」




マサイ「その優菜さんがAにも何か吹き込んでたら?」





俺のその言葉で、シルクは我に返ったようだった。


すくっと立ち上がり、スマホを握りしめて、玄関へ急ぐシルク。




向こうから聞こえてきたのは、「ごめん俺行ってくる」という大声。





俺はおう、とだけ返事をして、いつも通りに待つことにした。









それは普段、シルクがコンビニに行くように。

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設定タグ:Fischer's , フィッシャーズ , シルクロード   
作品ジャンル:恋愛
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未人 - かなやんさん» これからもよろしくお願いいたします! (2017年3月29日 21時) (レス) id: 667be68691 (このIDを非表示/違反報告)
かなやん(プロフ) - はい!初のコメントです!いえいえ!! (2017年3月29日 21時) (レス) id: 8229cd8f04 (このIDを非表示/違反報告)
未人 - かなやんさん» 初のコメントですね!ありがとうございます!そう言って頂けると嬉しいです! (2017年3月29日 20時) (レス) id: 667be68691 (このIDを非表示/違反報告)
かなやん(プロフ) - 更新たのしみにしてます!応援してます! (2017年3月29日 19時) (レス) id: 8229cd8f04 (このIDを非表示/違反報告)
未人 - 凜ちゃん 【凜松チャンネル】さん» 泣かないで下さい〜!これからも応援してあげてくださいね! (2017年3月25日 10時) (レス) id: 667be68691 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:未人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/mijinnhomupe/  
作成日時:2017年3月4日 17時

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