清々しい ページ43
シルク「歌手として売れ出したらさ、ドラマのオファーとかも来ると思うんだよね」
まぁ確かに、アーティストだがドラマにも出ている方などはいる。
シルク「それで、お前がもしそうなったら、あくまでもYouTuberとして出演して欲しい。」
「…なんで?」
シルク「歌手だと、遠い存在だろ。でもYouTuberだったら、みんな素人でやってるものだから、近い存在になれる」
―――なるほど。
あくまでもYouTuberかぁ…
シルク「それともう1つ。」
まだあるのか…
しかしこれもリーダーの愛だ。
しっかり受け止めよう。
シルク「イベントとかでファンサしてもいいけど、ハグ以下まで。それより先はダメ。」
「…例えば?」
シルク「例えば…ステージに上げるとか」
きっと不公平になるからだ。
シルクはいちYouTuberとして、ファンはみんな公平であるべきだと思っている。
「…わかった。じゃあ、UUUMにも相談するね」
シルク「これでダメだって言われたらどうすんだよw」
「私達の2日間返して欲しい」
シルク「ホントだなw」
シルクはトイレ行ってくると言ってリビングから出ていってしまった。
私はUUUMの電話番号をスマホで探すが、出てこない。
「ねぇザカオー」
近くにいたザカオを呼ぶ。
ザカオ「なに?」
「UUUMの電話番号失くしたかもしれないから教えてくんない?」
ザカオ「あーいいよー」
そうして私はUUUMに電話をかけた。
プルルルルル…
呼び出し音が鳴る。
事務所は良いと言ってくれるだろうか。
私の胸はどきどきしていた。
UUUM『もしもし』
「もしもし、フィッシャーズこんぺいですが」
その後、そうなった経緯などを話すと、UUUMは反対するどころか大賛成で、なってくれるのか!?という勢いだった。
理由は、UUUMの知名度が上がるからだそうだ。
でもまぁ、有名になるのなら、所属クリエイターの一人のメジャーデビューなど安いものだろう。
「それでは、失礼します」
口調こそ穏やかだったものの、私の表情は自分でもわかるほど晴れ晴れとしていた。
シルク「お、その顔は。オッケーだったんだ?」
「むしろなれって。大賛成だったよw」
シルク「まぁ、こんぺい大人気だもんな」
これでひとまず、シルクとのモヤモヤも、デビューについての問題も解決した。
清々しいとはこの事を言うのだ、と私は思っていた。
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未人(プロフ) - ARAFISCHERさん» 虜!?もったいないお言葉です...!ありがとうございます!厚かましくなんてないですよ!これからもよろしくお願いします(´>ω<`) (2018年1月4日 21時) (レス) id: c2cac711d1 (このIDを非表示/違反報告)
ARAFISCHER - 初コメ、失礼します!このお話を読んだ瞬間に未人さんの虜になりました!(厚かましくてすいません笑) 時期遅れのコメントお許しください。シルクの本名を出さない作者さんにキュン (’。’) (2018年1月4日 16時) (レス) id: de06420911 (このIDを非表示/違反報告)
未人 - くるるMAさん» ネタって言うか、妄想を文章にしてるだけのキモいやつだよ(自虐ネタ)wネタなんてありすぎて指が追い付かないくらいだからあげる。て言うかあげさせてください。笑 (2017年3月8日 19時) (レス) id: 667be68691 (このIDを非表示/違反報告)
くるるMA - 返信ありがと。ネタつきなくていいね。 私は早くもネタ切れ…こんどネタちょうだいwww (2017年3月8日 18時) (レス) id: f4a2dabecd (このIDを非表示/違反報告)
未人 - プロインドさん» ありがとうございます!頑張ります! (2017年3月3日 7時) (レス) id: 667be68691 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:未人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/mijinnhomupe/
作成日時:2017年2月17日 22時