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シルクside2 ページ13

目的地に着いてからは早かった。


気付いたら泣いてて


気付いたら学校から出てて


気付いたら家に着いていた。


兄ク「お前泣いたの?w」


シルク「負けたらビンタのゲームやってたんだよw」


兄ク「お前負けすぎじゃねw弱」


シルク「うるせぇなw」


平然を装っているのが精一杯だった。


勝手な話だ。


いつのまにか、Aは俺の事を好きでいてくれている。


きっと両想いだ


そんな風に、どこか調子に乗っていた。



自室のベッドに横たわり、天井を見つめる。


現実を突きつけられて初めてわかった。


「俺はバカだ…」


その日、俺は人生初めての失恋を経験した。



その後もAの事はなかなか忘れられず、気づけばもう中学卒業が迫っていた。


あの日程ではないが、今も思い出す度、胸が締め付けられる。



クラスが離れただけよかった。



大学に入り、Aとの接触は全く無くなった。


そんなとき、YouTuberとして活動している自分達が、雑誌に載ることになった。


いろいろ撮影をこなし、3週間ほどが経った。


スタッフから、出来上がった本を受け取る。


スタッフ「実は、今回撮影日に用事でどうしても来ることができなかったYouTuberの方がいて。…20ページに載ってます。」


シルク「あ、はい、ありがとうございます」


雑誌は家に帰ってからじっくり見ようと、その時は何気無しにカバンに入れた。




ンダホ「見てシルク!この人Aに似てない?」


Aという単語に反応した俺は、すぐさまンダホの所へ飛んでいった。


もし本当にAならば、撮影時に見かけていたはずだ。


ということは…


シルク「ンダホ、お前それ20ページ?」


ンダホ「え。なんでわかったのw」


―――やっぱりそうだ。


あいつだ。


Aだ。

シルクside3→←シルクside〜回想〜



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設定タグ:Fischer's , フィッシャーズ , シルクロード   
作品ジャンル:恋愛
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未人(プロフ) - ARAFISCHERさん» 虜!?もったいないお言葉です...!ありがとうございます!厚かましくなんてないですよ!これからもよろしくお願いします(´>ω<`) (2018年1月4日 21時) (レス) id: c2cac711d1 (このIDを非表示/違反報告)
ARAFISCHER - 初コメ、失礼します!このお話を読んだ瞬間に未人さんの虜になりました!(厚かましくてすいません笑) 時期遅れのコメントお許しください。シルクの本名を出さない作者さんにキュン (’。’)     (2018年1月4日 16時) (レス) id: de06420911 (このIDを非表示/違反報告)
未人 - くるるMAさん» ネタって言うか、妄想を文章にしてるだけのキモいやつだよ(自虐ネタ)wネタなんてありすぎて指が追い付かないくらいだからあげる。て言うかあげさせてください。笑 (2017年3月8日 19時) (レス) id: 667be68691 (このIDを非表示/違反報告)
くるるMA - 返信ありがと。ネタつきなくていいね。 私は早くもネタ切れ…こんどネタちょうだいwww (2017年3月8日 18時) (レス) id: f4a2dabecd (このIDを非表示/違反報告)
未人 - プロインドさん» ありがとうございます!頑張ります! (2017年3月3日 7時) (レス) id: 667be68691 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:未人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/mijinnhomupe/  
作成日時:2017年2月17日 22時

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