あなたに私は狂わされる

いろんな彼女 ページ45

隆弘side


エレベーターに乗るとすぐに



｢ねぇ、あんな事言って大丈夫だったの？｣



なんて、不安な表情で



しかも上目遣いで聞いてきた



こんな時でさえ愛しいと思ってしまう俺は



どうかしてるのだろうか




隆｢あんくらい言っとかなきゃA守れねーだろ｣




｢…そっか// ありがとっ｣




照れた顔を見せたくなかったのか




つんっと不貞腐れたみたいに体の向きを




変えた彼女が可愛くて




おもわず携帯で撮ってしまった




ｶｼｬ




｢…っ！？え！？ちょっと笑 何撮ってんの！｣




慌てて振り向いて手でばしばしやってくるから




｢っははっ笑 やめろって笑｣




ﾋﾟｰﾝﾎﾟｰﾝ



俺らの階についてることに気づかなくて




いきなりエレベーターが開いたもんだから




その外で待ってた人達が俺らが



じゃれ合ってるのを見て目を丸くした




｢っ// すみません…｣




隆｢…っどうも、｣




あぁー、恥ずかしっ



俺としたことが…






｢…ﾊﾞｼｯ もう！恥ずかしかった！｣




隆｢っ、いてぇ、わるかったって、｣




｢悪いと思ってるなら今夜家に来て？ﾆﾔｯ｣




隆｢っ、わかったよ｣




…確信犯ですか、こいつは

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