あなたに私は狂わされる

彼とのやりとりは ページ26

朝起きたら昨日はほんとに



ずっと携帯を見てなかったからか



昨日の夕方くらいからの通知から未読だった



LINEを開くと新しい友達のとこに『西島隆弘』



え、いつどのタイミングで追加できたわけ？



とか思ったけどあ、するならあそこしかないじゃん



朝食たべて私が寝室に行って隆弘が携帯さわってゴロゴロしてる時しか、



まぁ、うれしいからいいけどねー、べつにさ？



隆(A、勝手に帰んなよ、送ってこうとしてたのにー。ま、俺が寝てたから起こさなかったんでしょ、悪い)



ぶっきらぼうだけどちゃんと伝わってくる



ぎこちない優しさが隆弘らしい




(ん、申し訳ねぇ。いや別に、大丈夫だったし！わざわざありがと、笑)



するとすぐに返信が来て



隆(あ、それと勝手に追加した、よろしく)




いやいや、今更すぎでしょ、笑



寝ぼけてんのかな？笑



(はい、よろしく笑 じゃ、またあとで！)




【OK】のスタンプが来たのを確認して




会社にいく準備にとりかかる




朝食も食べて服も着て髪もセットしてメイクして




香る程度の香水をふって派手すぎないヒールをはいて玄関を出る



バックの中をみて忘れ物がないかを確認しながら



エレベーターを降り最寄り駅までいく



時間には余裕を持って行動する派なので



今日も時計をみて余裕を持っていけることに安心する



社員入口を通ってエレベーターに乗る



ドアを閉めようとすると



いきなりドアの隙間に挟んまれた鞄



？｢っぶね｣

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