キスに溺れて ＊ ページ21
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噛み付くようなキスに頭がクラクラする。
車のウィンカーがカチカチと音を鳴らして発進したのを何となく感じつつ、タツさんの唇が顎から首筋に下りて行くともう意識はそっちに集中。
「ふぁっ、ん、…っ、」
ちゅっ、と音を立て吸い付かれる。
「色白いからキスマーク目立つね」
「あ、だめ…っ」
そんな目立つところにキスマークなんて、仕事の時どうしたらいいの？て思う余裕がまだあったらしい。
服の裾から冷たい手が入ってきてお腹を撫でられると、またその余裕は無くなってタツさんの手を必死に押さえる事で軽く抵抗した。
そうすればタツさんは、顔を上げてギラっとした瞳を私へ向ける。
「嫌？ だったらマジで抵抗しなね？」
「え、んんっ！？」
またキス。
分かったことは、タツさんのキスは上手い。
ねっとりとした舌に咥内を犯 され、逃げようとすれば逃げ惑う私を簡単に捕まえて絡みつく。
息苦しくなる前に上手く加減して息をさせてくれるから、この人とのキスには隙がなかった。
「ふ、んっ、タ……っ」
「っはぁ、あーあ、その顔見てたらほんとにやめらんなくなってくるわ。どうする？ ほんとに抵抗しねぇと、お兄さん手ぇつけちゃうけど」
身を起こし、ペロッと唇を舐めて私を見下ろす。
その瞳はまるで野獣、さしずめ私は狙われた獲物かな？
でもやっぱり嫌じゃない。
このまま抱かれたらどうなるのかな？
ほんとに遊ばれちゃうのかな、という不安が無いわけじゃないのに、それでも私はタツさんに手を伸ばしてしまった。
「あの〜、ホテル着いちゃいましたけど」
私の手を取り掌をカプっと甘噛みしてニヤリと微笑むタツさんと、エンジンが止まった音はほぼ同時。
1階に駐車場ですぐ隣に階段があって、そのまま部屋に入れるタイプのそういうホテル。
グイッと腕を引かれ、車から降ろされた私の腰を抱きタツさんはドアを閉めた。
「若〜、俺どうしてたらいいっすか〜？」
「ンなの自分で考えろって」
「え〜、ん〜わかったッス！！ ンじゃあ、頑張ってくださーい！」
な、何を応援してるんですか！？て、凄く言いたいけど、あれよあれよと階段を上らされる。
ドアを開けて部屋の中に入ると、ドアが閉まるよりも先に壁に押さえつけられ、タツさんの手が恋人繋ぎのように両手を力強く握る。
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ゆきんこ(プロフ) - あきさん» あき様、こんばんは！コメントありがとうございます！極道VS刑事が楽しんでもらえてますか？ ダメよダメと思う程燃えるのともあるよなーっていう恋愛にしております(o^^o)あ、私も経験はないですよ（笑） (2021年5月6日 23時) (
レス) id: 07fd991e4a (このIDを非表示/違反報告)
あき(プロフ) - ゆきんこ様、こんばんは☆紫さんの極道と黒さんの警察官…もっと早くに読めばよかった…(>_<) ダメなのは頭ではわかってるのに、危険な香りがする男に惹かれるの…わかる気がする(//∇//) ☆あ、経験はないですよ(笑)♪ (2021年5月6日 21時) (レス) id: 4aac9fb6a0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - megさん» meg様、コメントありがとうございます!! そして作品を気に入ってもらえて嬉しいです(^^) ありがとうございます!! (2021年5月4日 20時) (レス) id: 07fd991e4a (このIDを非表示/違反報告)
meg(プロフ) - やっぱりゆきんこさんの作品大好きです!! (2021年5月4日 16時) (レス) id: dd471eef77 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - reaさん» rea様、初めまして！コメント有難うございます。ドラマ化とかなんて嬉しいお言葉をっ!!実は裏設定？として夜10時枠頃のドラマを意識して書いてるところがあるので、そう言ってもらえてとても嬉しかったです!何度も読み返してもらえるように頑張ります(^^) (2021年5月4日 8時) (レス) id: 07fd991e4a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆきんこ
| 作成日時：2021年4月19日 21時
