Secret Venus 【藤丸啓】 (ページ2)

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プロローグページ2

IN図書室

東條「…んー、取れない…」

今日は滅多に来ない図書室に来た。
私はそこまで身長は低くないのだが、ここの本棚は高すぎるのです…

東條「はぁ…どうしようかな、明日使うのに…」

私が諦めかけていたら、紫色の髪をした色白の男の子が私の元に駆け寄ってきた

？？？「(…ｽｯ)」

東條「！」

その人は私の取りたがってた物理の本を取ってくれた。

東條「あ、ありがとう…ございます」

咄嗟にお礼を言ったら、ニコッとして返してくれた

？？？「いいよ、いきなりごめんね、困ってたみたいだったからつい…」

東條「ふふっ…優しいんですね(ﾆｺｯ)」

私がそう言うと、彼は顔を一瞬だけ赤くした。

藤丸「そんな事ないよ、…あ、自己紹介がまだだったね、僕は藤丸啓。2-A」

え…！同じクラス…？

東條「私は東條Aです！同じクラスだったんですね」

藤丸「そうだったんだ…気づかなかったよ」

すると啓くんは私が言おうとした言葉を言った

藤丸「まぁ、これから宜しくね、Aさん(ﾆｺｯ)」

(ﾄﾞｷ…)

東條「は、はい！」

東條「(ん…なんだろ今の…)」

女子生徒「おーい！Aー！早くきなよ〜」

東條「あー！今来るー！」

そして私は本を手に取って友達のいる図書室の机まで駆け寄った

「啓くん…かっこいい人だったな…」

この気持ちを抱えながら…