義兄ちゃん【桃】

きゅう ページ10

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授業シーンはとばして、っと…←

今日も頑張ったよ！うん！



ころん｢A、今日一緒に帰らない…？｣

『帰る帰る！是非一緒に帰りたい！』

ころん｢やった…！｣



上目遣いは耐えられないわ
断ったら涙目になってそう
そしたらもう可愛すぎて失神しちゃうよ



ころん｢ねね、僕またあそこ行きたいんだけど…｣

『あース〇バね。おっけ。行こ』



いちいちチョイスが可愛いってやばいな
女子か！…私より

てか義兄ちゃんに帰れないって言わなきゃ。

いつ追加されたか分かんないLI〇Eを開く。


さとみ

A今日一緒に帰れません。


よし…
これで大丈夫だよね。


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ころん｢やばいやばいみてこれ。めっちゃ映え映えの映えだよ｣

『おーすごーい(棒)』



残念ながら私は映えとかには興味無いのでね



ころん｢すげー！まじでやばい！かわい…じゃなくて！良いね！｣



スマホを夢中になっているころんを無視してスマホの通知を確認する。
…あれ、義兄ちゃんから返信きてる？


さとみえー…わかった。お家で待ってる…


あざと！“お”家とかいうとAちゃん萌えちゃう。
これね、リアルだとね

｢なんでぇ…わかったぁ…。Aが帰ってくるまでお家で待ってる…｣

って拗ねるよ。(Aちゃんの妄想)



ころん｢はい！A！｣

『せんきゅ』


飲みながら外を眺める。
この時間が好き。
のんびりしてる感じとか良くない？



ころん｢ん？あれAの義兄ちゃんじゃね？｣

『え？』


ころんが指さした場所には



｢ねぇさとみくん。どこ行く？｣

さとみ｢どこでもいいけど｣

｢じゃあさとみくん家行きたい！｣

さとみ｢え、それは無理｣

｢なんで？｣

さとみ｢義妹いる｣

｢じゃあウチ来てよ｣

さとみ｢しかたねぇなぁ｣



胸がズキっといたむ
…なんで？どうしていたむの？



ころん｢彼女いんのかな｣

『…分かんない。聞いたことも無い』



…聞きたくもない

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