じゅうきゅう ページ20
ころんからの告白を断った。
なんか居ずらくなってしまって家へ向かった。
今日は義兄ちゃんは何か委員会があるらしい。
今日で最後かもしれない。
そんな思いは閉じこめた。
そのことを考えると本当にそうなってしまう気がして。
･
･
･
家に帰るとお母さんが大きな荷物を持って
｢A、行くよ｣
手をとり、歩き出す。
『お母さん…！離婚…しちゃうの…？』
｢当たり前よ！Aがさとみくんと付き合うなんて私は認めないわ！｣
『なんで…』
｢ねぇ、A｣
足を止め、向き合い両手で肩を掴まれる。
｢A。大丈夫よ。お義父さんが新しくなるだけだからね。今度は幸せになろうね。｣
『え…なんで…』
｢今から新しいお義父さんの家に行くのよ｣
昨日今日でこんなに…？
…じゃあ、もしかして…
｢まぁ、前から離婚のことは考えてたからね｣
やっぱり…
私たちが行動してもしなくても変わらなかった…！！
お母さんは離婚の理由に私たちを利用したんだ…！
『なんで…いつも…いつもいつも！…お母さんは自分勝手だよ…』
｢黙りなさい！｣
『やだ！私は義兄ちゃんと一緒に＿＿＿｢誰がここまで育ててきたと思ってるの！！｣っ…』
｢Aおかしいわ！元に戻ってよ！｣
｢どうして私だけずっと不幸が続くのよ！｣
『…』
私がお母さんを苦しめていた？
お母さんは涙を流していた。
『…お母さん、ごめんなさい』
｢…分かればいいのよ｣
再び手をとり歩き出す。
5人目のお義父さんは優しい人がいいなぁ＿＿＿＿
･
･
･
｢ここよ｣
しばらく歩いた後着いたのは青い屋根の綺麗なお家。
ため息をつく。
お母さんはカバンから合鍵らしきものを取り出した。
…そんなの持ってたんだ。
･
｢あなたー？来たわよー｣
｢お、悪いな。君がAちゃんかい？よろしくね｣
顔なんて見たくもなくてずっと俯いていた。
｢A、新しいお義父さんよ。挨拶くらいしなさい｣
『…よろしくお願いします』
｢あはは…まぁ、これから少しづつ慣れていこうね｣
｢ほんとごめんなさい…｣
いいお義父さんなのかな。
｢A、こちらが新しい義兄ちゃんの＿＿＿＿｣
義兄ちゃん、か。
私の義兄ちゃんはさとみ義兄ちゃんだけなのにな…
｢＿＿＿＿＿ころんくんよ。｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 627人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「すとぷり」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ころんの嫁 - セクステすきってマジですか？！私も推してます！押しって誰ですか！？ (2020年12月11日 20時) (
レス) id: 6e464cfef8 (このIDを非表示/違反報告)
ぽてち - つまりは？私コロナ世代ですね…w(By.小６民) (2020年11月22日 13時) (レス) id: b1186a9550 (このIDを非表示/違反報告)
ゆいる(プロフ) - ファイトォォォォォォォォいっぱぁァァァァつっ! (2020年5月30日 17時) (レス) id: a6bfa6cafe (このIDを非表示/違反報告)
リゼ＠純粋少女(プロフ) - ゆいるさん» じゃあ今すぐやってみます(単純) (2020年5月30日 17時) (レス) id: 411bfd759c (このIDを非表示/違反報告)
ゆいる(プロフ) - 続編楽しみ過ぎて鼻血が…頑張って下さいィィィィィィィ (2020年5月30日 17時) (レス) id: a6bfa6cafe (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：リゼ＠純粋少女
| 作者ホームページ：いやまじね、リゼさん変態じゃないからね。
作成日時：2020年4月23日 12時
