続き(長くね?) ページ7
ふざけたように言うアイツを、震える声で一蹴する。本当に、ふざけている。
だって、こんなの無い。
そんな顔をして、そんな目で、殺せだなんて言われても困るのだ。
マ)……殺したことに感謝なんて、間違ってもされたく無い。
薄い笑みを浮かべるアイツを睨んだ。
シルクside
シ)…っは、俺は死ぬことすらままならないんか。
自嘲するように笑いながら、立ち上がる。
今更気付いた。
俺が死にたがってたのは、
メンバーに移してしまう事を恐れるからでも、
花を吐くのが怖かったからでもない。
怖かったんだ。
好きな野郎に気持ち悪いと蔑まれて、距離を取られることが。俺を恐れて1人になっていくことが。
シ)俺が死にたいのはお前のせいだ。
マ)…。
お前に好きと言えないから。断られたらどうしようとしか考えられなくしたのはお前のせいだ。
そんな理不尽な事を口に出す勇気も無く、ただ喉が動いただけだった。
マサイside
沈黙の中、先に口を開いたのはシルクだった。
シ)… 俺は、お前の事ずっと大嫌いだった。
マ)ッ…!
胸が焼けるようにじりじりと痛んだ。
その言葉を、彼の口から聞きたくなかった。
俺は分かってしまうから。
シルクがわざとそんな嘘を吐いているのだということを。自分を嫌って欲しくて、ナイフを刺して欲しくて、その理由を作っているだけなのだと。
マ)こっちの気持ちなんて、知りもしないくせに。
瞬間、シルクが吠えた。
シ)うるせぇよ!!お前の方が何にも分かってねぇだろ!!何しってるフリしてんだよ!!
シルクは口端を無理やり吊り上げたような、歪な表情を貼り付けて、ハッと浅く笑う。
シ)…もういいよ。
ぽっかりと穴が空いた虚ろな目で言葉を溢す。
ガラリと窓を開け、冷たい風が吹く中でアイツは
ベランダに出た。
嫌な予感がして、力の入らない手首を掴む。
マ)シルク、お前…っ
どこか悲しそうに笑いながら、俺の手を振り払う。
シ)ごめんな、本当に。
「マサイ、____ってごめん。」
そう一言残して
シルクは空に身を投げた。
メンバー(?)からの一言
兄:なんで俺までこんな…///
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くうはく - ruuuri07さん» 顔チラッとだけでも盆踊り72倍速で踊れるくらい喜ぶ! (2022年2月28日 20時) (レス) id: 75ae0dea4b (このIDを非表示/違反報告)
ruuuri07 - くうはくさん» へへへ、記念日だったしちょっと顔出しておこうかな〜って思って (2022年2月26日 16時) (レス) id: fc2e0b488b (このIDを非表示/違反報告)
くうはく - え?るぅくん?え、いやまて...え?本物だぁぁあ!!気まぐれだとしてもるぅくんの字が久しぶりに見れて、マジで嬉しいっ!!マサシルらゔっっっ!!! (2022年2月26日 14時) (レス) id: 75ae0dea4b (このIDを非表示/違反報告)
くうはく - やっぱ、るぅくんの書き方が好きすぎて、何回も見ちゃうんだよなぁ。 (2021年7月24日 19時) (レス) id: 2ccec1f57e (このIDを非表示/違反報告)
ruuri07 - カフェモッカさん» うへぇへぇへぇ(???)僕としては予想の斜め上を目指すので(?)多分最高です(?)え?(???)シル兄ね…あれ頑張ったんですわ…ッッ!! (2021年3月10日 21時) (レス) id: d48c427fc7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ruuri07 | 作成日時:2021年1月13日 16時