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時雨の頁 ページ3

お社へと一歩一歩慎重に進んで行くメンバー達

ンダホはマサイに引っ付いたままで
渡りを見渡している

シルクはモトキと先頭での方でお社の方にカメラを回しながら同じように辺りを見渡している


お社へと後一歩の時

明らかに人影がメンバーの前方に見えた


全「うぁぁっ」


思わず声を上げたメンバー達の
目は大きく見開かれている


そこには白いワンピースを着て
艶やかな黒髪の長髪をなびかせる小さな少女がいた

右手にはその子には似つかない
蛇が巻くような謎の紋章の刺青が入っている華奢な体

何故か体を右に傾けて左手を上げている

シルク達を見つめる黒い瞳は今にもメンバー達を吸い込みそうな程に大きな虚空だった
少女もシルクたちを見て目を見開いている


ンダホはマサイの腕にしがみついて泣いている

マサイは驚きすぎて声が出なくなっている

モトキは少し後退りをしながら少女を見ている

シルクは目を見開き過ぎて目玉が零れそうになっている


シ「な、にし、てるの?」


やっとのこと震える声でシルクは少女に問いかけた



『え、ラジオ体操第一』

「え?」

『え?』



あまりにも変な答えでシルクは思わず突っ込んでしまいそうになった



『えっと…そちらさんは?』



やっと少女からも問い掛けがきた




『まぁここから出ようか』

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作者名:神楽坂ノ坂道 | 作成日時:2019年9月19日 21時

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