紅一点、やめます。5 (ページ25)

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HIT THE ROAD（ran）④ ページ25

さらに数日後、全員が練習室に集まりました
そこにはranの家族の姿もありました

mama
「娘がお世話になってます。彼女は今頑張ってます。あと少しで麻酔も抜けるそうです。回復次第日本に帰国させて私たちのもとで治療させます。ICUから出て日本に帰国するまでの間にAに会ってください」

jh
「ここでは治療は難しいですか?」

papa
「何かあってからは遅い。すぐに韓国には来れない。弱い俺たちだが家族の元での治療を許してくれ」

js
「帰ってきてからまた一緒に活動できますよね?」

kou
「それはわからない。俺たちも経験したことがない。ここまでの状態だと何かしらの後遺症は覚悟しないといけない。もう活動できないことも覚悟して」

sg
「ヒョン、そんなこと言わないで」

mg
「そんなことにはならないでしょ?」

kou
「あり得るよ」

dk
「そんな…」

sc
「わかりました」

kou
「ひどい言い方してごめん。回復するようにAも努力すると信じてる。俺たちも精一杯サポートする」

mn
「わかりました、皆さんよろしくお願いします」

papa
「はい」

js
『あの時はなんも考えられませんでした。ご両親とお兄さんが“もう無理かもしれない”と言うことがどれだけ僕たちの希望が薄くなったか。お医者様が言うことなので重い状態なのだと言うことはわかりました。ただ、あの電話は希望が奇跡が起きたと思いました』

この話が終わりかけの頃、ranのお母さんに一本の電話がありました。それが奇跡の電話です

📱
mama
「どうしたの?」

＿テレビ電話に切り替えるよ

mama
「え?起きたの?」

＿うん、病室移動の時起きそうだったから声かけたら眠そうだけど少し起きてる

papa
「ドンホくん、こっちきなさい。Aパパだよー、わかるー?ママ、眠そうだよ」

bk
「Aわかるー?」

kou
「笑ってる。スンチョルたちもきて!おーいわかるか?」

nuest
「おー、ねるぞ。みんな見て！」

リーダーズ
「おーい?わかる?A寝そうだ。みんなこっちこい」

全員
👋

少しの時間でしたが、目を覚ましたran
その場にいた全員が嬉しく涙し、久々の笑顔になりました