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7人でのご飯の翌日 ページ7
2018年1月末
その日は朝から村上さんの様子がおかしかった。いつもなら俺にいろんな話をしてくれて、聞いてくれるのにその日は何も話さずずっと遠くを見つめていた。
局についてもいつもなら絶対言ってくれる「ありがとう」を言ってくれなかった
村上さんは楽屋に入っても、いつもみたいにスタッフと話をしたりもせず、1人で椅子に座りスマホを虚ろな目で見ていた。
最近よく読んでいた分厚い本も開かなかった。
「村上さん、体調悪いですか?」
「いや…別に」
「何か買ってきましょうか?」
「いらん」
どうしたらいいのかわからなかった。
それでも村上さんは、いつも通り誰もが納得のいく収録をやり遂げた。
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作者名:ゆう | 作成日時:2018年8月20日 0時