関ジャム ページ17
たくさんの拍手に包まれたその空間だった。
村上さんは、最後の最後まで完璧に生放送を終えた。錦戸さんの寂しかったねって言葉に村上さんは声を震わした。
お疲れ様とありがとうが溢れる空間で、村上さんはいつものように楽しそうに話していた。
たくさんの偉い人に村上さんは何度も頭を下げた。
それを全て終えた村上さんは、渋谷さんのところへ行った
「すばる。俺はもう、お前のそばでお前を守ってやれへん。笑わせてやれへん。笑ってやれへん。笑わせてももらえへん。でもな、どんだけ離れててもどんだけ会わへんくなっても、お前は俺の幼馴染や。それは変わらへん」
「ヒナ、ありがとう。変わらんよな。変わらんよ」
そう言って村上さんを抱きしめる渋谷さんは体は小さいのにちゃんと村上さんのお兄さんだった。
「渋谷さん、お疲れ様でした。俺、アイドルの、村上さんの、関ジャニ∞さんのマネージャーになって幸せです」
「そっか。よかった。ありがとな。ヒナのこと頼んだで」
車に乗り込んだ村上さんは泣いていた
泣きながらぼーっと遠くを見つめていた
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作者名:ゆう | 作成日時:2018年8月20日 0時