あの日のこと 3 (ページ2)

今日:6 hit、昨日:0 hit、合計:11,410 hit

はじめましてページ2

「はじめまして。柚木宗です！今日からよろしくお願いします」
第一印象を良くするために俺はハキハキと名乗った。

「お！よろしくー」
「新しい子ぉきたで！」
「なんかイケメンくんやなぁ」

思い思いの感想を自由に言うアイドルたちにマジでこの人らがジャニーズで年上で売れてんのか？と衝撃を受けた。

一応資料は貰っていたもののそんなに目を通してない。

「あ、君が俺についてくれる子か？よろしくな」

あ、村上信五や。銭ゲバなんやったっけな

「お願いします！柚木です！」

「お前、俺らの資料読んでへんやろ」

「え…？」

「村上くんさすがやな！みんな気づいてるけど言わへんもん普通！」

え？安田さんも？え？俺、初っ端から失敗してへん？

「やってお前の資料めっちゃ綺麗やもん」
「すばるくんめっちゃドヤ顔してるー」
「大倉やって思ったんやろ！」
「いや、思ったけどさー笑」

やばい。なんかすごいやばい。

錦戸さんが近づいてくんのが分かる

「なぁ、お前勉強せぇや」

うわうわうわ。ガン飛ばされてる。

「はい！しゅーりょー」

「亮のは怖いわ！」
「てかちょっとやりすぎた？」

「うわー！ごめん！泣きそうやん！ごめんな！」

俺はきっと間抜けな顔でぽかんと立っているのだろう。

「ごめん柚木くんからかっただけ。関西ノリ怖かったやんな？ごめんな？」

「お前らまたやってんのか？もうやめとけよ。」

「うわ！チーフおるやん！」
「やば！ごめんなさーーい」

え？めっちゃ中学生。

俺と関ジャニ∞さんとの出会いはこんなハチャメチャな寸劇だった。