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※今回はリクエスト頂いたお話を書かせていただきました。ただ、今後も頂いたもの全てに応えられるわけではありませんので、悪しからず。(菊川くんのお話は以前から考えていたので、リクエスト消化ではないです)
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＿＿＿＿＿＿Aの異変に気づいたのは、まだ日の登りきらない朝方のことだった。
より正確に言うと、ハギによって【気付かされた】というべきか。
多分、普段の俺ならば気付けていたこと。
だがその日の俺は、珍しく日中の激務で忙殺されており、帰宅後すぐにシャワーを浴びてベッドで爆睡してしまった。
たった一日で銀行強盗、殺人事件、暴行事件が立て続けに発生するとか、やっぱこの町イカれてやがる。
それに、諸伏が夕飯を作りに来ていたこともあって、正直気を抜いていた。
諸伏が居るならAのことも任せられるだろう、と。
だから朝方、寝ている顔面にネクタイを投げつけられた時には、本気でブチギレそうになった。
クローゼットに仕舞っているネクタイが顔面に飛んでくるはずもない。
寝起きの頭でもハギの顔がチラついた俺は、すぐさまネクタイを鷲掴みにして飛び起きた。
「おい、ハギ！テメェこんな朝っぱらに何考え＿＿＿」
＿＿＿【Aちゃんの様子が可笑しい！！！】
飛び起きた俺の眼前に突きつけられる、何かのチラシの裏紙。
そこには荒ぶった萩原の字で、そんな内容のことが書き殴られていた。
ハッとしてベッドの右側に目をやると、真っ赤な頬で寒そうに丸まったAが、荒い呼吸を繰り返していて。
咄嗟にAの額に添えた掌からは、尋常ではない熱が伝わってきた。
「おい、A、大丈夫か。A、A？」
「は、ぁ……はぁ……ま、ま……ぃか、ないで……まま……」
「っ……」
かなりの高熱の影響で、うなされているのだろう。
縋り付くようにして俺の服を掴んできたAの手は、氷のように冷たかった。
恐らくこれからまだ熱が上がる。
このまま悪化するようであれば朝一で病院にと思い、どっかに居るであろうハギには「Aを見ててくれ」と頼んで、俺は一足先にベッドを降りた。
病院に行くとしたら、まず保険証と、診察券だよな。
それから、途中で戻した時用にビニール袋とか、マスクとか。
あと、あとは……
「……ま、ま……ぃか、ないで……」
「……」
……子供はやはり、こういう時、母親が恋しくなったりするものなのだろうか。
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侑(プロフ) - 更新待ってました、！！おかえりなさい！！ (2023年3月20日 14時) (
レス) @page50 id: 8afc6fd8a6 (このIDを非表示/違反報告)
みすず。(プロフ) - ふぉわっっ！？！？ 待って、久々の投稿っっ！！ 好きです！！ 更新ありがとうございます！！ 元マシュマロ。です！ これからもとことん応援、推させて頂きます！！！ (2023年3月20日 0時) (レス) @page50 id: 5bbebede5e (このIDを非表示/違反報告)
ふゆな(プロフ) - 更新待ってました！！！！😭 ありがとうございます嬉しいです！！！、！！👊🏻💗 (2023年3月19日 16時) (レス) id: 676d8245fd (このIDを非表示/違反報告)
たむ(プロフ) - はああああ!!!!!久しぶりの更新!!!!!わあああ!!!!ありがとうございます！応援してます！頑張ってくださいいっっ!!! (2023年3月19日 0時) (レス) @page48 id: eba900a9f0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆのみ(プロフ) - この作品を読んでコナンくんにハマりました！主様の全作品の中で1番好きです。もちろん、他の作品も大好きですよ。こちらの更新も楽しみにしてます！ (2023年1月4日 23時) (レス) @page46 id: 19928cbf59 (このIDを非表示/違反報告)
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